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新型コロナウイルス感染の拡大で、医療現場が逼迫する事態となっている。
医療機関から排出される廃棄物は「紙くず類からプラスチック、ガラス・注射針、血液や体液を含むガーゼ類など多種多様」、新型コロナウイルスもだがウイルスの院内感染のリスクを下げる為に医療廃棄物の適切に処理の仕方なども注目されているが、環境汚染や産業廃棄物などへの取り組みは、米国のバイデン大統領が動き出した事で各国が一斉に動き出している。
そこで今回は「医療・産廃関連銘柄」の本命株・出遅れ株を一覧にしてまとめておく。
医療・産廃関連銘柄とは
医療・産廃関連銘柄とはその名前の通り、医療現場や企業から出る廃棄物に対しての取り組みをしている銘柄の総称だ。
様々な医療・建築・工業・食品…etc、事業を行う以上、必ずに廃棄物がでるものだ。
産業廃棄物は、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物の事だが、今は先進国だけではなく、発展途上国も急激な経済発展と人口増大から廃棄物の発生量が増大となり、環境負荷の増加が懸念されている。
そして医療現場でも新型コロナウイルスの流行から「流行を防ぐ為の感染対策」で廃棄物が増加傾向となっている。
医療・産廃銘柄は、単に産業廃棄物の処理だけでなく、リサイクル関連の企業やそのプラントを製造するメーカーも対象となるが、世界的な環境への取り組みからも、今後も注目されるテーマの一つと言えるだろう。
医療・産廃関連銘柄一覧
- 4366 ダイトーケミ 産廃処理事業
- 6332 月島機 排気ガス処理
- 5440 共英製網 医療廃棄物を完全無害化溶融するシステム
- 4651 サニックス 廃プラ処理
- 4088 エアウォーター医療・産業廃棄物を処理
- 8151 東陽テクニカ 感染性の医療廃棄物を滅菌
- 5698 エンビプロ 資源リサイクル大手
- 5445 東京鐵鋼 医療廃棄物を電気炉で溶融・処理
- 9793 ダイセキ 産廃処理大手
- 5857 アサヒHD 貴金属リサイクルと廃棄物処理
- 5232 住友大阪 廃棄物再資源化
- 6287 サトーHD 医療廃棄物の管理システム
- 5714 DOWA 環境リサイクル事業を展開
- 6776 天昇電気 医療廃棄物専用容器「ミッペールシリーズ 」
- 6013 タクマ ボイラー中心に環境設備を展開
- 5699 イボキン 産業廃棄物の処理
- 8070 東京産 三菱系の機械専門商社
- 5233 太平洋セメ セメント最大手
- 5019 出光興産 医療廃棄物容器「メディペール」
- 8086 ニプロ 針捨てボックスや感染性廃棄物処理
- 7456 松田産業 貴金属リサイクルが主体
- 6361 荏原 環境関連や半導体研磨装置等
- 6299 神鋼環境 水処理、ゴミ焼却関連に強み
- 4208 宇部興 化学・機械・セメントと多角化
- 5690 リバーHD 金属中心、資源リサイクルや廃棄物処理
- 6326 クボタ 農業機械、鋳鉄管とも最大手
- 7476 アズワン 医療廃棄物処理製品
- 6564 ミダック 東海地盤に産業廃棄物の処理・収集運搬
- 1964 中外炉 工業炉で首位。鉄鋼や自動車向けに強み
- 5013 ユシロ 金属工作用油剤最大手
- 2151 タケエイ 首都圏で建設関連産廃を回収・処理
- 1433 ベステラ プラント解体工事に特化
- 4543 テルモ 注射針など医療用の廃棄
- 5602 栗本鉄 鋳鉄管大手
- 6531 リファインV 産業廃棄物の再資源化
- 6566 要興業 一般・産業廃棄物の収集運搬や中間処理
- 2195 アミタHD 廃棄物リサイクル大手
- 9336 大栄工業 産業廃棄物を展開
- 2721 JHD 産業廃棄物の取り組み
- 4125 三和油化工業 産業廃棄物関連、有機溶剤廃液の収集量では国内トップシェア
- 3896 阿波製紙 汚水処理に用いる分離膜ユニットの新製品を開発
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医療・産廃関連銘柄 本命株・出遅れ株
それでは医療・産廃関連銘柄のなかでも、特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 4088 エアウォーター
時価総額:418,614百万円
PER:(連) 14.29倍
PBR:(連) 1.22倍
≪2020/12/04時点≫
エアウォーターは東証一部に上場する産業ガスの大手、医療用ガスで首位、ケミカル材料、農業、食品、医療関連事業などを手掛ける企業だ。
同社のグループ会社には、マスク関連として人気化した【3604】川本産業が。も入っている。
同社は「医療・産業廃棄物事業」では、医療機関から廃棄された感染性廃棄物は専用処理容器に入れて収集し処理業者へ運搬、工場や事業場から排出された産業廃棄物は収集運搬委託契約および処分委託契約を結び、同様に収集運搬する医療・産業廃棄物処理システムを持っている事からも、まさに本命と言える銘柄の一つだ。
時価総額4186億円と小粒ではないが、PER14倍、PBR1.2倍で、11月12日に上方修正をしており業績面は安定しているぞ。
本命 9793 ダイセキ
時価総額:133,515百万円
PER:(連) 24.07倍
PBR:(連) 2.26倍
≪2020/12/04時点≫
ダイセキは東証一部に上場、名古屋を地盤とする産廃処理大手企業。廃液・廃油の中間処理・リサイクルが柱とし、グループ会社には汚染土壌の調査から浄化処理をする【1712】ダイセキ環境ソリューションがあり、産廃企業と言えばダイセキと真っ先に浮かぶ、まさにド本命の銘柄だ。
業績面だが、直近2年間の業績推移を見ると売上高は二期連続の増収、営業利益も二期連続で増益傾向にあり安定成長。
三井住友トラスト・アセットマネジメントなどファンドも保有割合を増加している。
今回の世界的な環境への取り組みを背景に、今後の業績も期待がありチャートもしっかりの動きを続けているぞ。
本命 6566 要興業
時価総額:14,586百万円
PER:(連) 32.36倍
PBR:(連) 1.85倍
≪2020/12/04時点≫
要興業は東証2部に上場する一般・産業廃棄物の収集運搬・処理・リサイクルの総合廃棄物処理事業を運営。事業廃棄物は東京23区でトップシェアを誇る企業だ。
日本全体もだが、東京都内での新型コロナウイルス感染の拡大という事から都内での事業廃棄物でトップの同社は本命と言えるだろう。
「医療・産廃関連」のテーマから投資家の人気となった事で、年初来高値を更新。月足を見るとこれからまだまだ伸びていく期待があるチャート形成となっているだけに注目だ。
本命 6776 天昇電気
時価総額:9,051百万円
PER:(連) 58.37倍
PBR:(連) 2.26倍
≪2020/12/04時点≫
天昇電気は東証2部に上場する、金型設計から製造・販売などを手掛けるプラスチックの総合メーカーだ。
同社は、国内、国外の自動車メーカーや家電メーカーへの、内装・外装品や機能部品の設計、成形、加飾、組立などを行っているが、強みとしては同社のオリジナル製品、医療廃棄物専用容器「ミッペールシリーズ 」を手掛けている。
医療廃棄物のオリジナル商品を扱っているという部分の注目もあるが、人気のテーマとなっているEV(電気自動車)関連の銘柄でもあり、ダブルのテーマを持っている事からもまだまだ期待ができそうと言えるぞ。
本命 4651 サニックス
時価総額:13,844百万円
PER:(連) 10.06倍
PBR:(連) 1.81倍
≪2020/12/04時点≫
サニックスは東証1部に上場する、太陽光発電システムの施工販売、産業廃棄物由来のプラスチックを燃料とする資源循環型発電を主力展開する企業だ。
元々は1975年に白アリ防除で創業した企業だが、1994年からは産業廃棄物の再資源化・減量化・無害化事業に参入してからは、白アリ防除は規模縮小。
脱プラスチック問題などから、同社株は廃プラスチックの回収、燃料化から発電まで一気通貫で行う「資源循環型発電事業」を展開するしている事で注目された銘柄だが、環境問題を背景にここから業績も期待は高い。
時価総額138億円と動きやすく、PER10倍、PBR1.8倍と割安面からも今後の動きも期待出来そうと言えるぞ。
2022年12月28日(水)追記箇所
本命 9336 大栄環境
時価総額:178,461百万円
PER:(連) 21.3倍
PBR:(連) 2.89倍
≪2020/12/28時点≫
大栄環境は東証プライム上場、12月14日に新規上場したIPOの資源リサイクル関連銘柄だ。
産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬から中間処理・再資源化及び最終処分までワンストップ展開。有価資源リサイクル事業も。9月末時点で全国に62カ所の事業拠点。2023年3月期最終利益は前期比4.8%減の84億4,500万円予想。予想EPS88.8円。12月16日終値1961円で、今期予想PER22.1倍。時価総額1864億円。12月14日に新規上場。公開価格,350円に対し初値1,710円で始まり、1,890円まで買われた後、一服から16日に1,989円へ急伸。ロックアップは180日間となっている。
環境関連銘柄は経済活動が活発となりここからのテーマと言われているが、同社はまさにそこにガッチリハマる本命株だけに注目しておくべきと言えるだろう。
2022年12月29日(木)追記箇所
本命 4125 三和油化工業
時価総額:19,496百万円
PER:(連) 15.6倍
PBR:(連) 1.91倍
≪2022/12/29時点≫
三和油化工業は東証スタンダード上場、2021年12月に上場、リユース事業、リサイクル事業、化学品事業、自動車事業、PCB注事業の5つの事業を展開、電子部品の基盤や排ガスの浄化に使用される触媒、医農薬系の廃棄物などに含まれる希少金属を分離回収する産業廃棄物リサイクルを主力とする企業だ。
同社の事業別の売上構成は、リサイクル事業が約3割、リユース事業(使わなくなった物を捨てずに、再利用して繰り返し使うこと)、リチウムイオン電池向け化学品事業、自動車事業が各約2割、PCB事業が約1割となっている。同社は、蒸留や低コストで省エネルギーな溶媒抽出法など、有機・無機化学品や固形物のリサイクルで培った特色ある回収手段を駆使して、大手が手掛けていないような扱いにくい廃棄物や極微量の含有物からも回収が可能という特徴をもっており、金・銀・パラジウム・インジウム・ガリウム・コバルト・タングステン・ニッケル・イットリウム・ネオジウム・ディスプロシウムなど幅広く取り扱っている。
丸三証券が27日に投資判断を新規に「買い」で、目標株価を5,800円と発表している。産業廃棄物の再生・再資源化を行っており、有機溶剤廃液の収集量では国内トップシェアからも環境意識の高まり等を背景に再生製品や再生燃料の需要拡大が続く見込みは高いとの事だ。環境関連銘柄は経済活動が活発となりここからのテーマと言われているが、同社はまさにそこにガッチリハマる本命株だけに注目しておくべきと言えるだろう。
医療・産廃関連銘柄 まとめ
世界全体での環境問題への取り組み、新型コロナウイルスの流行で医療現場からの廃棄物、企業から廃棄物は今後も注目を集める有望テーマだ!
バイデン大統領が先導して、菅総理も積極的に環境問題に注力しているだけに国策案件の一つなるだけに、急騰する可能性はまだまだ高いだけに本命株・出遅れ株はしっかりと抑えておくべきだろう。
感染者爆発や不安要素はあるが急落は新型コロナの今の相場は買い!
まず最近は感染者の拡大で先物に売り仕掛けがきていたが、下がったところはしっかり買われている。だが不用意に手をだすのはリスクが高い!そこでプロが「注目している銘柄!」
これを追うのが一番「勝つ為には効率的」と言えるだろう、「株式投資は需給あってこそ!いくらPER、PBRをみて割安でも、注目されない銘柄は、投資家の資金が入ってこないものだ!」