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皆さん、ＳＭＳは活用しているだろうか？
ＳＭＳとは携帯電話やスマートフォンで利用できる「ショート・メッセージ・サービス」の略で、大体どんな携帯電話、スマホにも付いている機能だ。特徴としては「携帯電話の番号宛てにショートメッセージを送る」という点だろう。
最近はメッセージのやり取りはもっぱらＬＩＮＥやスカイプなどを使っている人も多いかもしれないが、ここにきてＳＭＳに再び注目が集まりつつある。
再注目されている理由は、2段階認証の手法としてだ。
ウェブサービスや銀行のオンラインサービスなどでも2段階認証の方法としてＳＭＳが利用されているケースは増えてきている。これはＳＭＳは「電話番号さえ判明していれば送ることができる」という手軽さと信頼性の高さゆえだろう。
電話番号はメールアドレスのように無料でバンバン作れないため信頼性は高い。さらに携帯電話番号に直接メッセージが届くため、受信ボックスにも埋もれにくいという特徴もある。企業が送るメルマガの開封率は10％前後と言われているが、ＳＭＳの開封率はなんと90％以上とのこと。脅威の開封率だ。
企業からすればＳＭＳは電話番号だけで送ることができる信頼性の高い2段階認証方法でもあり、さらに非常に開封率が高い訴求力の高いツールとしても改めて注目を集めているということだ。
株式市場においてもＳＭＳ関連銘柄は無視できない存在になりそうだ。
と、いうことでこのページではＳＭＳ関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧を詳しくわかりやすくまとめておく。
ＳＭＳ関連銘柄とは
ＳＭＳ関連銘柄とは、その名のとおり「ＳＭＳ(ショートメッセージサービス)」に関連する銘柄の総称である。
冒頭の説明の通り、ＳＭＳは今改めて注目を集めつつあるツールだ。特にウェブサービスや銀行サービス、キャッシュレスサービスなど、本人確認が必要不可欠なサービスを利用する際の最終的な本人確認や2段階認証の手法としてすでに多くの企業がＳＭＳを採用している。
たしかにＳＭＳは電話番号さえ判明していれば直接送ることができるため手軽で、なおかつ電話番号との直接送ることから信頼度も高い。また、通常の受信ボックスに埋もれにくいので顧客の開封率はおよそ9割以上と抜群だ。この抜群の開封率から、企業としてはセキュリティ方面での利用にとどまらず、新たに顧客に訴求できるツールとしても注目しているようだ。
具体的な関連銘柄はどういう銘柄だろうか？ＳＭＳサービスを搭載している日本の携帯電話三大キャリアももちろんＳＭＳ関連銘柄と言えるが、これらはちょっと時価総額規模が巨大過ぎる。ＳＭＳ関連というだけでは大きな値動きにはあまり期待できないだろう。
ＳＭＳ関連銘柄として、キャリアよりも注目したいのは企業対個人のＳＭＳ配信サービスなどを手掛ける小粒銘柄だ。当ページではそういう銘柄を中心に取り上げていくつもりだ。
ＳＭＳ関連銘柄と親和性が高いテーマ株
ＳＭＳは現状、さまざまなサービスの本人認証や2段階認証に活用されている。例えば銀行のオンラインサービスやキャッシュレスサービス、仮想通貨取引所の２段階認証などさまざまだ。つまり、ＳＭＳ関連銘柄はキャッシュレス関連銘柄やサイバーセキュリティ関連銘柄とも親和性が高いと言える。
株式市場では親和性の高いテーマ株同士が、刺激し合って株価を上げるケースも多いため合わせてチェックしておくと面白いかもしれない。当サイトでは、キャッシュレス関連銘柄もサイバーセキュリティ関連銘柄も本命株・出遅れ株・一覧をまとめているので、この機会にチェックしておこう。
キャッシュレス関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧 まとめはコチラ≫
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧 まとめはコチラ≫
ＳＭＳ関連銘柄 一覧
- 9437 ＮＴＴドコモ 国内３大キャリアの一角
- 9433 ＫＤＤＩ 国内３大キャリアの一角
- 9434 ソフトバンク 国内３大キャリアの一角
- 4395 アクリート ＳＭＳ配信サービス
- 2323 ｆｏｎｆｕｎ ｆｏｎｆｕｎSMS
- 2352 エイジア SMS配信システム「WEBCAS SMS」
- 3626 ＴＩＳ SMS配信システム「SMSLINK」サービス
- 4441 トビラシステムズ 「迷惑SMSフィルタ」
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ＳＭＳ関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではＳＭＳ関連銘柄の中でも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば今後追記するつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
ＳＭＳ関連銘柄 本命株 アクリート
時価総額：4,415百万円
PER：(単) 24.33倍
PBR：(単) 4.95倍
≪2019/08/02時点≫
ＳＭＳ関連銘柄として大本命として注目したいのがアクリートだ。アクリートは企業から個人向けのＳＭＳ配信代行サービスを展開している銘柄。内容は本人認証系の用途での代行サービスがメインだ。まさにＳＭＳ関連銘柄ど真ん中の本命銘柄ということだ。キャッシュレスサービスやタクシーなどの配車アプリでの利用は増加しているという。
今後、ウェブサービスが便利になればなるほど本人認証というのは重要になっていくだろう。今のところＳＭＳでの本人認証は非常に優秀な手法といえる。ＳＭＳ配信サービスを手掛けるアクリートにはビジネスチャンスといえそうだ。
アクリートは時価総額規模も小さく値動きも軽いため短期スタンスでも面白い銘柄と言えそうだ。引き続きＳＭＳ関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
ＳＭＳ関連銘柄 本命株 ｆｏｎｆｕｎ
時価総額：1,233百万円
PER：(連) 121.47倍
PBR：(連) 3.83倍
≪2019/08/02時点≫
ｆｏｎｆｕｎもＳＭＳ関連銘柄の本命株として注目しておきたい。ｆｏｎｆｕｎはＰＣメールをスマートフォンでもチェックできるようにする法人向けのリモートメールサービスがメイン事業だが、ＳＭＳを活用した販促ツールも展開している企業だ。
ｆｏｎｆｕｎが手掛ける販促を目的としたＳＭＳサービスとしては「fonfun SMS」だ。すでに7000社以上に導入している実績がある。到達率が99％で、さらに開封率も9割以上となるため抜群の訴求力を持つツールである。
また2018年3月にはSMSを利用したアンケート収集システム「アンケートつなぐ君」もリリース。こちらも順調に導入企業が増えているようだ。
ｆｏｎｆｕｎもまさにＳＭＳ関連銘柄ど真ん中の本命銘柄と言える。そしてなんといってもｆｏｎｆｕｎは時価総額規模が非常に小粒。短期資金が入れば一気に火柱が立つ可能性もある。ＳＭＳ関連銘柄のスピードスターとして注目しておきたい。
ＳＭＳ関連銘柄 本命株 エイジア
時価総額：5,807百万円
PER：(連) 17.37倍
PBR：(連) 3.98倍
≪2019/08/02時点≫
エイジアもＳＭＳ関連銘柄の本命株として注目しておきたい。エイジアはメールを利用したクラウド型販売支援ソフトの開発・販売が柱の企業だ。
エイジアでは「ウェブキャス エスエムエス(WEBCAS SMS)」というSMS配信システムを手掛けている。これはマーケティングなどにも活用できるSMS配信サービスだ。
エイジアも時価総額規模は小粒だ。ＳＭＳ関連銘柄に注目が集まれば値動きは早いだろう。こちらもＳＭＳ関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
ＳＭＳ関連銘柄 本命株 ＴＩＳ
時価総額：530,246百万円
PER：(連) 18.80倍
PBR：(連) 2.19倍
≪2019/08/02時点≫
ＴＩＳもＳＭＳ関連銘柄の一角として注目しておきたい。ＴＩＳは独立系のＳＩ大手でクレジットカード向けのシステムに強い企業だ。
ＳＭＳ関連銘柄としては、100％子会社のネクスウェイが「SMSLINK」というサービスを展開しており、フィンテック業界での認証サービスで50社以上の納入実績アリ。こちらもSMS関連銘柄の一角と言えるだろう。
ただしＴＩＳは時価総額規模が少し大きめ。値動きは相応に重いので取り組むとすれば中長期スタンスが前提となりそうだ。
ＳＭＳ関連銘柄 本命株 トビラシステムズ
時価総額：26,682百万円
PER：(単) 105.43倍
PBR：(単) 39.89倍
≪2019/08/02時点≫
トビラシステムズもＳＭＳ関連銘柄の一角として注目しておきたい銘柄だ。トビラシステムズは独自の抽出アルゴリズムを活用して迷惑電話番号を自動的に拒否・警告するシステムを開発、提供している企業。
ＳＭＳ関連銘柄としては「迷惑ＳＭＳフィルタ」を手掛けている。これも独自の抽出アルゴリズムにより収集・分析した迷惑メールデータベースを活用して、詐欺などにつながるテキスト情報などをメールやＳＭＳにフィルタするもの。
一般的なＥメールよりもＳＭＳの方が到着率も開封率が高いとなれば、犯罪組織もＳＭＳの活用を考える。ＳＭＳが今後さらに注目を集めることになれば、当然セキュリティシステムにも注力することになる。そうなればトビラシステムズにはビジネスチャンスと言えるだろう。トビラシステムズはＳＭＳ関連銘柄の出遅れ株として注目しておきたい。
なお、トビラシステムズは時価総額規模はそこまで小粒でもないが、中期スタンスくらいなら十分面白みがあるだろう。
ＳＭＳ関連銘柄 まとめ
一時期はＬＩＮＥやスカイプにとって変わられ、存在感の薄くなっていたＳＭＳだが、電話番号に直接送るというシステムから抜群の到着率と開封率を誇ることから、認証系の用途で改めて注目を集めている。今後は認証系の用途に留まらず、マーケティングにも活かされていく可能性は高そうだ。
引き続きＳＭＳ関連銘柄は注目しておきたいテーマ株と言えるだろう。
