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2018年8月、欧米市場でトルコの通貨である「リラ」が大暴落した。これを市場では「トルコショック」と呼んでいるようだ。
トルコショックが起きた理由は「エルドアン大統領の利上げ妨害」などさまざまあるが、もっとも直接的な理由はアメリカとトルコの対立であろう。
トルコ当局では2016年7月のクーデター未遂事件にかかる容疑でアメリカ人牧師の「アンドルー・ブランソン」氏を拘束中である。
アメリカのトランプ政権ではこれをよしとせずアメリカ人牧師の解放を求めていたが、トルコのエルドアン大統領はこれを「政治的陰謀」「降伏はしない」と語っており、対立する姿勢をとっている。
トランプ政権では08/08を最終期限に定めアメリカ人牧師の解放を迫っていたようだが、解放は行われることなく、これに対する報復制裁として08/10にトルコから輸入する鉄鋼・アルミニウムに課す追加関税を2倍に引き上げることを表明。これにより、トルコリラの暴落、つまりトルコショックが起こったというわけだ。
トルコショックが起きたことにより日本の株式市場も大きな影響を受ける可能性がある。このページではトルコショック関連銘柄について空売り本命株・空売り出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
トルコショック関連銘柄とは
まず注意してもらいたいのは通常であれば当サイトの「テーマ株まとめページ」では、関連銘柄のなかでも「買われるであろう銘柄」を中心にピックアップするが、トルコショック関連銘柄に関しては「売られるであろう銘柄」をピックアップするので注意して欲しい。
トルコショック関連銘柄とはその名の通りトルコショックに関連する銘柄の総称で主にトルコと輸出入などで関わっていたり、または進出している企業が中心になる。
トルコショックによってどんな銘柄が売られるのか?しっかりと把握しておくべきだろう。
トルコショック関連銘柄 一覧
- 8306 三菱UFJ FG 銀行株
- 8316 三井住友 FG 銀行株
- 8411 みずほ FG 銀行株
- 8308 りそなHD 銀行株
- 7701 島津製作所 トルコに拠点
- 1801 大成建設 トルコのトンネル工事に実績
- 7011 三菱重工業 トルコの原発建設計画に関係
- 7013 IHI トルコの橋梁事業に実績
- 6752 パナソニック トルコ企業を買収
- 5901 東洋製罐グループHD グループ傘下(東洋鋼板)がトルコで合弁企業
- 8058 三菱商事 商社株
- 8001 伊藤忠商事 商社株
- 8053 住友商事 商社株
- 8031 三井物産 商社株
- 8002 丸紅 商社株
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トルコショック関連銘柄 空売り本命株・空売り出遅れ株
それではトルコショック関連銘柄の中でも売られる可能性の高そうな銘柄を「空売り本命株」としてピックアップする。出遅れ銘柄などもあれば今後追記するつもりだ。
また、今後トルコショックにより恩恵を受ける銘柄(買われるであろう銘柄)が出てきた際には、そちらも追記していくつもりだ。
なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
空売り本命株 三菱UFJ FG
時価総額:9,000,390百万円
PER:---倍
PBR:(連) 0.54倍
≪2018/08/13時点≫
メガバンク系の銘柄はトルコショック関連で売られるであろう銘柄といえるだろう。トルコショックにより、世界の株式市場においてもかなり銀行株はかなり下落しているようだ。日本株市場においても銀行株は売られる可能性が高いだろう。三菱UFJフィナンシャルグループだけでなく、みずほフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループなどは注意しておいた方がよいだろう。
空売り本命株 大成建設
時価総額:1,127,197百万円
PER:(連) 12.34倍
PBR:(連) 1.69倍
≪2018/08/13時点≫
建設株の大成建設もトルコ関連銘柄の一角といえる。大成建設は過去にトルコのボスポラス海峡横断鉄道トンネル建設工事を手掛けた実績があるトルコ関連銘柄。今回のトルコショックにより、思惑で売られる可能性がありそうだ。
空売り本命株 三菱重工業
時価総額:1,407,486百万円
PER:(連) 17.51倍
PBR:(連) 0.99倍
≪2018/08/13時点≫
三菱重工業もトルコ関連銘柄の一角といえる。三菱重工業は、トルコの原発建設計画に関係している企業。こちらもトルコショックにより思惑で売られる可能性がありそうだ。トルコショック関連銘柄として注意しておくべきだろう。
空売り本命株 IHI
時価総額:583,143百万円
PER:(連) 18.18倍
PBR:(連) 1.78倍
≪2018/08/13時点≫
IHIもトルコ関連銘柄の一角といえる。IHIはトルコの橋梁事業に実績がある企業だ。こちらもトルコで事業を行う銘柄であることから、トルコショック関連銘柄として注意しておくべきだろう。
空売り本命株 パナソニック
時価総額:3,407,291百万円
PER:(連) 12.96倍
PBR:(連) 1.85倍
≪2018/08/13時点≫
パナソニックもトルコ関連銘柄の一角だ。パナソニックは2014年にトルコの「ヴィコエレクトリック社」を買収した実績がある銘柄。こちらもトルコショックにより売られる可能性は高そうだ。トルコショック関連銘柄として警戒しておくべきかもしれない。
空売り本命株 東洋製罐グループHD
時価総額:394,364百万円
PER:(連) 18.66倍
PBR:(連) 0.59倍
≪2018/08/13時点≫
東洋製罐グループHDもトルコ関連銘柄の一角といえるだろう。東洋製罐グループHDは缶詰からPETボトルまで包装容器で首位の企業で、トルコ関連としてはグループ傘下の東洋鋼板がトルコでの合弁企業を持つ点に注目。こちらもトルコショックで売られる可能性のある銘柄といえる。注意しておくべきだろう。
空売り本命株 島津製作所
時価総額:932,621百万円
PER:(連) 29.00倍
PBR:(連) 3.47倍
≪2018/08/13時点≫
分析・計測機器大手で医療機器や航空機器も手掛ける島津製作所はトルコに拠点をもつという点から、トルコ関連銘柄の一角として注意しておきたい。トルコショックの影響が長引けば、売られる可能性がありそうだ。
空売り本命株 三菱商事
時価総額:4,980,121百万円
PER:(連) 8.28倍
PBR:(連) 0.91倍
≪2018/08/13時点≫
商社系の銘柄もトルコショックにより売られる可能性が高いといえるだろう。三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、三井物産、丸紅など五大商社と呼ばれる銘柄には注意が必要だ。
トルコショック関連銘柄 まとめ
トルコショックがどれだけ長引き世界経済に影響を与えるかは不透明な部分もあるが、日本株においても警戒しておくべきといえるだろう。当ページでは、取り急ぎトルコショックにより「売られるであろう銘柄」をピックアップしたが、今後トルコショックにより「買われるであろう銘柄」が出てくればそちらも併せて当ページに追記していく。
引き続きトルコショック関連銘柄には注意が必要だ。関連銘柄はしっかりと把握しておきたい。