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新型コロナウイルス禍によるチタン需要低迷でスクラップの発生が減っていたが、コロナから経済回復の需要回復が重なり、国内メーカーが作るチタン中間原料の価格上昇を促す可能性が高まっている。航空機向けを中心にチタンの需要が回復しており今後もチタン関連の業績拡大が続いていく見込みが高い!それだけにチタン関連銘柄は注目しておくべきだろう。
まずチタンとはどういうものか説明するが↓
※スポンジチタンとは
スポンジチタンは航空機の機体部品やエンジン部品などに多く使われる素材である。
※ボーイングとは
ボーイングはアメリカ合衆国に所在する世界最大の航空宇宙機器開発製造会社。
ロシアとウクライナの戦争から、地政学リスクの影響に因るエネルギー資源や原材料価格の高騰といったサプライチェーンへの影響は継続しているが、コロナから経済回復して航空機需要の段階的な回復に加え、チタンのサプライチェーン再編により今、スポンジチタンの需要は更に高まってきている!
と、いうことでこのページではチタン関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
チタン関連銘柄とは
チタン関連銘柄とは、その名の通りチタン製品を手掛けるチタンメーカーなどチタンに関連する銘柄の総称である。
チタン関連銘柄が注目されるきっかけとなったのは、米英仏のシリア軍事攻撃の報復措置としてロシアがスポンジチタンの供給を停止することを検討していると報じられたことだ。そして今はロシア、ウクライナの戦争、地政学リスクは世界で高まっているだけにチタン関連銘柄には注目しておいた方がいいだろう。
チタン関連銘柄 一覧
- 5726 大阪チタニウムテクノロジーズ チタンメーカー
- 5727 東邦チタニウム チタンメーカー
- 3036 アルコニックス 非鉄原料の専門商社(チタンも取り扱い)
- 5482 愛知製鋼 トヨタ系の特殊鋼大手。構造用鋼中心にチタン、ステンレス
- 7637 白銅 チタン取り扱い、非鉄金属商社
- 8075 神鋼商事 チタン取り扱い、神鋼系商社
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チタン関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではチタン関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 大阪チタニウムテクノロジーズ
時価総額:167,440百万円
PER:(単) 57.73倍
PBR:(単) 5.84倍
≪2022/11/04時点≫
チタン関連銘柄の本命株の一角は大阪チタニウムテクノロジーズだろう。大阪チタニウムテクノロジーズは東邦チタニウムと双璧をなすチタンメーカー。航空機向けに強く、またロシアが供給停止を検討するスポンジチタンも手掛けているため、もしもロシアがスポンジチタンの供給停止を実行すれば、スポンジチタンの需給状況や価格上昇に期待ができるかもしれない。
大阪チタニウムテクノロジーズはまさにチタン関連銘柄の本命株と言えるだろう。
2022年11月2日発表の決算では、為替相場の円安推移を業績上振れもあり、23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常損益(非連結)は赤字から29億円の黒字に浮上、従来予想の13億円の黒字をさらに上回って着地、併せて、通期の同損益を従来予想の24億円の黒字→39億円の黒字(前期は17.1億円の赤字)に62.5%上方修正を発表した。
大阪チタニウムテクノロジーズはそこそこ時価総額規模が大きいが、業績面と需要の高さから状況次第では値動き妙味もありそうだ。チタン関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
本命株 東邦チタニウム
時価総額:205,759百万円
PER:(連) 29.35倍
PBR:(連) 4.03倍
≪2022/11/04時点≫
チタン関連銘柄の本命株としてもう一つ注目しておきたいのは東邦チタニウムだ。東邦チタニウムも大阪チタニウムテクノロジーズと双璧をなすチタンメーカーで、ENEOS系チタン製錬大手、こちらも航空機向けに強みを持ち航空機と一般工業向けが柱になっている企業だ。東邦チタニウムもスポンジチタンを手掛けているチタンメーカーなので、こちらもドンピシャで本命株と言えるだろう。
東邦チタニウムのほうが、大阪チタニウムテクノロジーズよりも若干時価総額規模が大きいが値動き妙味の面ではさほど差はないように思う。同社も円安恩恵から2022年10月28日に上方修正を発表、営業利益は58.2億円で前年同期比2.2倍となり、従来予想の48億円を大きく上回り、通期予想は従来の82億円から97億円、前期比85.5%増となっている。
東邦チタニウムもチタン関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
出遅れ株 アルコニックス
時価総額:43,169百万円
PER:(連) 6.16倍
PBR:(連) 0.7倍
≪2022/11/04時点≫
非鉄原料の専門商社であるアルコニックスもチタン関連銘柄の出遅れ株として注目しておくべき。アルコニックスは非鉄原料の専門商社であることからレアメタル関連銘柄としても注目の銘柄。チタンの取り扱いもしていることから、チタン関連銘柄としても注目。ただ上記のチタンメーカーほどは関わりが深いわけではなさそう。時価総額規模が上記の2銘柄にくらべ、少し小さめ、PER、PBRを見ても割安面もあり人気化した場合は値動き妙味の面で面白そうだ。チタン関連銘柄の出遅れ株として注目しておくべきかもしれない。
チタン関連銘柄 まとめ
ロシアによる戦争から需給はひっ迫しているが、航空機のエンジン部品などに使うレアメタル(希少金属)、チタンのスクラップ価格が米国市場で約11年ぶりの高水準、チタン価格はまだまだ上昇していく傾向がある、チタン関連銘柄はさらに注目を浴びる可能性があるだけに今後も注目と言えるだろう。