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最近、再び「遠隔医療関連銘柄」というテーマ性に注目が集まりつつあるようだ。
遠隔医療に注目が集まる大きなポイントは2018年4月に改定される診療報酬改定により、遠隔医療の拡大が推進されるということ。
02/07には厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会が2年ごとに見直される診療報酬について答申し、4月からICTを利用した遠隔診療などの報酬を手厚くするとしたようだ。
日本は少子高齢化社会が社会問題となっているが、高齢化社会が進めば進むほど遠隔地における医療は必要不可欠となってくる。すでに離島や過疎地域においては医師不足問題があり、兼ねてから遠隔医療の必要性が求められてきたが、これから高齢化社会がさらに進めばさらに遠隔医療は社会的なニーズが増すだろう。
日本の株式市場においても遠隔医療関連銘柄は、これまでに幾度か注目されてきたテーマだが、再注目の目が集まる今改めて関連銘柄をまとめておきたい。
ということで、このページでは遠隔医療関連銘柄について、本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめていく。
遠隔医療関連銘柄とは
遠隔医療関連銘柄とはその名の通り遠隔医療に関連する事業・サービスを手掛ける銘柄の総称である。
遠隔医療とは、医師と患者が離れた状況で医療・診療を行うことを指す。インターネットや各種デバイスの普及により、画像データや動画などを遠隔地で確認できる環境が整ってきていることから、急速に注目を集めている技術だ。
遠隔医療だと医師・患者が移動する手間もなくなり、料金的にも安く抑えられる。また、伝染病などの疑いがある場合、他の患者に移してしまうリスクもない。
また、日本国内において医師不足が叫ばれる離島・過疎地域は多数ある。そういったところに住む高齢者の方々にとって、遠隔医療は非常にニーズが高いと言える。さらに日本は少子高齢化が社会問題となっている国だ。今後、高齢化社会が進めばさらに遠隔医療技術の需要は高くなる。
日本の株式市場においても、遠隔医療関連銘柄は無視できないテーマ株となる可能性が高い。
遠隔医療関連銘柄 一覧
- 6034 MRT オプティムと共同で遠隔医療サービス「ポケットドクター」
- 3694 オプティム MRTと共同で遠隔医療サービス「ポケットドクター」
- 7744 ノーリツ鋼機 遠隔医療サービス「ドクターネット」
- 3762 テクマトリックス 遠隔病理プラットフォームサービス
- 9759 NSD 米国で現地法人を通じ遠隔医療事業
- 2413 エムスリー 医師相談サービス「AskDoctors」ブイキューブと協力し遠隔医療
- 3681 ブイキューブ 遠隔医療「ドクターコム」 エムスリーとも遠隔医療分野で協力
- 2667 イメージ ワン 遠隔画像診断支援サービス
- 6095 メドピア 遠隔医療を手掛けるMediplatを完全子会社化
- 6786 RVH 医療用画像モニター向けソリューション「FVT-air」
- 9735 セコム グループ会社が遠隔画像診断支援サービス「ホスピネット」
- 4483 JMDC 画像診断等の遠隔医療の提供
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遠隔医療関連銘柄 本命株・出遅れ株
それでは遠隔医療関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 MRT
時価総額:9,553百万円
PER:(連) 957.37倍
PBR:(連) 6.57倍
≪2018/02/21時点≫
遠隔医療関連銘柄の本命株として注目度が高いのはMRTだろう。MRTはインターネットを介した非常勤医師の紹介サイトが柱の企業で、オプティムと共同でオンライン上で診療できる遠隔医療サービス「ポケットドクター」を手掛ける銘柄。まさに遠隔医療関連銘柄の本命株と言える事業内容だ。
MRTは時価総額規模も小さい小粒銘柄で値動きも軽い。PERを見ると過熱感が気になるが…遠隔医療関連銘柄としては中核銘柄と言えるので注目しておこう。
本命株 オプティム
時価総額:32,213百万円
PER:---倍
PBR:(単) 12.69倍
≪2018/02/21時点≫
オプティムも遠隔医療関連銘柄の中核銘柄と言えるだろう。前述の通り、MRTと共同で遠隔医療サービス「ポケットドクター」を開発した企業だ。オプティムはIoTプラットフォームサービスやドローン関連の事業も手掛けていたり、テーマ性豊富な銘柄。MRTに比べるとやや時価総額規模は大きいが値動きは十分期待できるレベルだろう。こちらも遠隔医療関連銘柄の本命株として注目だ。
本命株 ノーリツ鋼機
時価総額:88,378百万円
PER:(連) 27.18倍
PBR:(連) 1.21倍
≪2018/02/21時点≫
ノーリツ鋼機も遠隔医療関連銘柄の本命株として注目だ。ノーリツ鋼機はもともと業務用写真プリンタ事業を手掛けていたが、今は医療・ヘルスケア事業に向けて舵をきっている銘柄だ。
遠隔医療分野では「ドクターネット」という遠隔画像診断支援サービスを2010年に買収し、順調に拡大中。こちらもまさに遠隔医療関連銘柄の本命株と言えるだろう。
ノーリツ鋼機の時価総額規模は小粒とはいえないが、値動きが重いというほどでもない。注目したい遠隔医療関連銘柄だ。
本命株 テクマトリックス
時価総額:46,300百万円
PER:(連) 23.20倍
PBR:(連) 6.15倍
≪2018/02/21時点≫
テクマトリックスも遠隔医療関連銘柄の一角として注目だ。テクマトリックスは情報インフラとアプリ開発が主力の企業で、ソフトバンクと提携し病理専門医による遠隔診断・コンサルを支援する「遠隔病理プラットフォームサービス」を展開している。
こちらも遠隔医療関連銘柄の中核株として注目しておきたい。
本命株 エムスリー
時価総額:1,415,372百万円
PER:(連) 76.48倍
PBR:(連) 18.09倍
≪2018/02/21時点≫
エムスリーも遠隔医療関連銘柄として見逃せない銘柄だ。エムスリーはソニー関連会社で、医療従事者向け情報サイトを手掛ける企業。遠隔医療関連サービスでは、医師相談サービス「AskDoctors」を手掛けている。
また、オンライン会議を手掛けるブイキューブと合弁会社「エムキューブ」を設立し、こちらではオンライン会議システムを応用し、オンラインでの処方薬販売を実現するビジュアルコミュニケーションサービスを開発。こちらもまさに遠隔医療関連銘柄と言えるだろう。
ただしエムスリーは時価総額規模が大きめなので値動きは緩やかだろう。短期スタンスでの取り組みには不向きかもしれない。
本命株 ブイキューブ
時価総額:11,742百万円
PER:(連) 74.28倍
PBR:(連) 3.51倍
≪2018/02/21時点≫
オンライン会議システムを手掛けるブイキューブも遠隔医療関連銘柄として注目だ。ブイキューブは前述のとおり、エムスリーとの合弁会社「エムキューブ」でオンラインで処方薬販売ができるシステムを開発しているほか、遠隔医療サービス「ドクターコム」も手掛けている。ドクターコムはすでに香川県を中心に100を超える医療機関で利用されているようだ。
ブイキューブもまさに遠隔医療関連銘柄。くわえて、ブイキューブはエムスリーに比べ時価総額規模も小粒。値動きの観点からも期待したい銘柄と言える。
本命株 メドピア
時価総額:11,262百万円
PER:(連) 93.08倍
PBR:(連) 12.86倍
≪2018/02/21時点≫
メドピアは医師向け情報サイトを運営している企業で、オンライン医療相談プラットフォーム「first call」を運営するMediplatを完全子会社化し遠隔医療分野に進出している。こちらも遠隔医療関連ど真ん中の事業内容と言えるだろう。
こちらも小粒銘柄なので短期スタンスでも注目だ。
本命株 イメージ ワン
時価総額:3,301百万円
PER:(連) 102.85倍
PBR:(連) 3.25倍
≪2018/02/21時点≫
ドローン関連銘柄としても注目された銘柄「イメージワン」も遠隔医療関連銘柄として注目。イメージワンは自社で医療画像システムを展開しており、遠隔の画像診断支援サービスも手掛けている。こちらも時価総額規模が小粒な銘柄なので、テーマ性に注目が集まれば短期資金の流入も期待できそうだ。
出遅れ株 RVH
時価総額:9,723百万円
PER:(連) 14.36倍
PBR:(連) 0.80倍
≪2018/02/21時点≫
エステ関連銘柄のRVHも遠隔医療関連銘柄としても注目。RVHは医療用画像モニター向けソリューション「FVT-air」を展開している。こちらも小粒銘柄なので、短期スタンスでも面白そうだ。
本命株 4483 JMDC
時価総額:119,485百万円
PER:(連) 94.90倍
PBR:(連) 17.69倍
≪2020/01/15時点≫
JMDCは医療データベースの構築と提供、PHR等の健康増進サービス、調剤薬局へのデジタルソリューション、そして画像診断等の遠隔医療の提供を行っている日本最大規模のレセプトデータベースを持つ医療ビッグデータ会社だ。
JMDCは、ノーリツ鋼機株式会社を親会社にもつグループに属して、2019年12月16日に上場しているのだが上場前の業績は売上高・経常利益・純利益しっかりとなっているぞ。
上場時の初値は3910円から一時的に押す部分もあったが、再び値を上げ上場来高値が射程圏となっている。12月のIPOラッシュが一巡してからの新春相場は、直近IPO銘柄が3月のIPOシーズン前は人気化しやすい傾向にある。
時価総額は1000億を超える大型株ではあるが、最大規模の医療ビッグデータをもち遠隔治療に強みをもつ同社は成長性は高いとみれる。
遠隔診療関連で出遅れの有望銘柄 7047 ポートに注目だ
本日遂に緊急事態宣言が官邸から出されるわけだが、日経平均は昨日に続き強い動きとなっているが、過去最大となる事業規模108兆円の緊急経済対策を実施すると表明したが、これは中々の規模だな。
実際に108兆円となれば日本のGDPの2割にもなる。実際にリーマンショック時、56兆円と比べれば倍近くとかなり思い切ったといえるだろう。
米国でも感染者が減退するという朗報からNYダウは1600ドルを超える急騰。まだまだ油断はできない状況ではあるが、アメリカがピークアウトならば、大規模な金融政策をとっていた米国市場も上昇していく公算は高いといえる。
だが、当方が懸念しているのは英ジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染しているわけだが、容体が悪化してICUで酸素吸入「ギリギリの瀬戸際」になっているという。ギリギリの瀬戸際とはいうが、人工呼吸器をつける事となっつた場合は死亡率が67%と非常に危険な状態になるというのだ。
万が一ジョンソン首相が無くなるという最悪な事態となれば、再び混乱は避けられないといえるだろう。
人工呼吸器などをつけた場合はポンドが下落する可能性もある。値の荒い通過として有名ではあるがポンドをロングでもっている投資家などは注意しておくべきと言えるだろう。
【値動きの荒い相場でも、やはりテーマ株の力は健在だ!】
当方は前から遠隔診療に対しての期待を伝えているが、日本は緊急事態宣言がでて、これからが新型コロナウイルスのピークを迎える状態となると言えるだろう。
感染者の拡大で恩恵のある企業は、政府認定の遠隔診療といえる。今回新たに遠隔診療に参入の有望銘柄がでてきたので記載するぞ!
7047 ポート
時価総額:7,218百万円
PER:(連) —倍
PBR:(連) 2.88倍
≪2020/04/05時点≫
就職活動(キャリア領域)、カードローン(ファイナンス領域)という2分野のネットメディアを軸にインターネットメディア事業を展開する企業だ。
まず同社の主軸となる2分野だが、就職活動(キャリア領域)においては【キャリアパーク】【就活の未来】【イベカツ】など就職活動向けのコンテンツを提供しているのだが、重要なKPI(目標を達成する上で、その達成度合いを計測・監視するための定量的な指標)である会員数、送客数、単価ともにほぼ計画通りに推移となっている。新型コロナによって就職内定を取り消されるといった事態となっている今を考えれば、計画通りの推移から情報修正といった事も考えられるだろう。
カードローン(ファイナンス領域)だが、【マネット】【マネットカードローン】【マネットFX】【カードローンエージェント】が非常に好調だ。マーケティング効率の改善により送客数が想定よりも大幅に増加した事により上方修正をだしている。
新型コロナの影響がほぼ皆無で直近の決算が上方修正というだけでも凄いが!
さらに【新型コロナウイルス感染症拡大防止に向け全国の高血圧の患者を中心とした初診からオンライン診療に関するサービス提供環境の準備完了のお知らせ 】というIRを出しているぞ!
同社は2015年からオンライン診療サービス「ポートメディカル」を提供開始をしていたが、今回の提供サービスは、「ユーザーは専用アプリをダウンロードして会員登録すると、アプリを通じて専門医療機関からオンラインで高血圧を中心とした診療を受けることが可能」というものだ。
業績への影響は軽微との事だが、ただでさえ主力事業が好業績となっている中でタイムリーな遠隔診療という分野が伸びてくるのは恩恵は高いといえるだろう。
遠隔医療関連銘柄 まとめ
遠隔医療関連銘柄はここ数年でたびたび注目されているテーマ株だが、今後はますます注目度が高まりそうだ。日本は少子高齢化社会問題に直面しており、今後は遠隔医療のニーズもさらに高まるだろう。
また、少子高齢化社会問題に直面する国は日本だけではない。日本で遠隔医療サービスが定着すれば、海外においても同様のサービスを展開できる可能性もある。また、戦争や内戦・内紛などにより危険な地域でも遠隔医療は需要がありそうだ。(お金にはならなそうだが…)
今後、遠隔医療関連銘柄はさらに注目度が上がる可能性のあるテーマ株と言える。遠隔医療関連銘柄の本命株・出遅れ株 一覧はしっかりと把握しておきたい。