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ドライブレコーダーが急速に売れているのは、2017年6月に東名高速道路で一人の悪質なドライバーの執拗な進路妨害により夫婦が死亡した事件が背景にある。
もしも万が一、交通トラブルに巻き込まれた時、ドライブレコーダーが証拠になるケースもある。危険な運転をするドライバーは少なくないし、交通トラブルはいつ自分の身に降りかかってくるかわからないもののため、自分の身を守るために、そして万が一の交通トラブルが起きた時のためにもドライブレコーダーを買い求める動きは至極当然のものと言えるだろう。
ドライブレコーダーの売上が急速に伸びている件は、株式市場においても注目されている。このページではドライブレコーダー関連銘柄について、本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
ドライブレコーダー関連銘柄とは
ドライブレコーダー関連銘柄とはその名の通り、ドライブレコーダーやその部品などを製造・販売・取り付けなどを手掛ける銘柄の総称である。
念のため説明しておくが、ドライブレコーダー(通称ドラレコ)とは自動車に搭載し走行中・停車中の映像や音声を記録する車載ビデオカメラのこと。ドライブレコーダーの映像は交通事故や交通トラブルが発生した時に責任の所在を明らかにするための証拠材料にもなる。自動車での交通トラブルが各地で相次ぎ、ワイドショーなどで取り上げられており、ここ最近非常に売れているようだ。
2017年12月より貸し切りバスへのドラレコ装着が義務化
長距離を走る貸し切りバスで事故が相次いだことなどから、国土交通省は2017年12月より貸し切りバス事業者に対して、ドライブレコーダーの装着を義務付けたようだ。
2017年12月01日:新車の貸し切りバスに対してドライブレコーダーの搭載を義務化
2019年12月01日:全ての登録車に対してドライブレコーダーの搭載を義務化
どうやら2段階に分け貸し切りバスにドラレコの搭載を義務化するようだ。この貸し切りバスに対するドラレコ義務化は、ドラレコ関連銘柄にとっては特需となりそうだ。
ドライブレコーダー関連銘柄 一覧
- 7297 カーメイト
- 6840 AKIBAホールディングス
- 6775 TBグループ
- 6629 テクノホライゾン・ホールディングス
- 6796 クラリオン
- 6632 JVCケンウッド
- 6702 富士通
- 6703 OKI
- 6707 サンケン電気
- 6724 セイコーエプソン
- 6752 パナソニック
- 6750 エレコム
- 5486 日立金属
- 7752 リコー
- 6502 東芝
- 6752 パナソニック
- 6758 ソニー
- 6769 ザインエレクトロニクス
- 3652 ディジタルメディアプロフェッショナル
- 6771 池上通信機
- 6798 SMK
- 6816 アルパイン
- 6844 新電元工業
- 6911 新日本無線
- 6856 堀場製作所
- 6914 オプテックスグループ
- 6916 アイ・オー・データ機器
- 6963 ローム
- 6989 北陸電気工業
- 7242 KYB
- 7292 村上開明堂
- 8035 東京エレクトロン
- 7912 大日本印刷
- 2666 オートウェーブ
- 3352 バッファロー
- 3190 ホットマン
- 8766 東京海上ホールディングス
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ドライブレコーダー関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではドライブレコーダー関連銘柄のなかでも、特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含むため、参考までに願う。
本命株 カーメイト
時価総額:6,866百万円
PER:(連) 18.54倍
PBR:(連) 0.62倍
≪2017/10/19時点≫
ドライブレコーダー関連銘柄の本命株・出遅れ株として注目したいのがカーメイトだ。カーメイトは自動車用品の製造や卸売を手掛ける企業だ。
カーメイトは360度を記録できるドライブレコーダー「ダクション360」を手掛けていることから、ドライブレコーダー関連銘柄の本命株として注目する見方がある。ダクション360はその名の通り、360度を撮影できるのが特徴だ。通常のドライブレコーダーは前方設置なら前方のみ、後方設置なら後方のみ撮影できるのが基本だが、ダクション360では横方向からの突然の飛び出しや後方からの危険運転なども記録することが可能。
誰もがどうせドライブレコーダーを取り付けるなら、全方向を記録しておきたいものだろう。ドライブレコーダーの中でも、360度を撮影できるのは大きな優位性と言えるだろう。
加えて、カーメイトは時価総額の規模が小粒で値動きが軽い点も面白い。PERに過熱感もなく、またPBRは現状では1倍以下。割安感もある。カーメイトはドライブレコーダー関連銘柄としては、特に注目しておきたい本命株と言えるのではないだろうか。
本命株 AKIBAホールディングス
時価総額:3,714百万円
PER:(連) 748.15倍
PBR:(連) 4.84倍
≪2017/10/19時点≫
半導体関連銘柄や人工知能(AI)関連銘柄などとしても注目されるAKIBAホールディングスだが、ドライブレコーダー関連銘柄としても注目しておきたい。
AKIBAホールディングスは増設メモリや用途別メモリモジュール、フラッシュメモリの販売が主力の銘柄だが、グループ会社のアドテックがドライブレコーダーを手掛けていることから、ドラレコ関連銘柄としても注目されている。
AKIBAホールディングスも時価総額の規模が小粒で値動きが軽い銘柄のため値動き妙味の観点から本命視したい。ただ現状、PERに過熱感がある点はやや不安ではあるが。
本命株 ザインエレクトロニクス
時価総額:15,549百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 1.52倍
≪2017/10/19時点≫
ザインエレクトロニクスもドライブレコーダー関連銘柄として本命視したい一角と言えるだろう。ザインエレクトロニクスはファブレス半導体メーカーで半導体関連銘柄としても注目される銘柄だが、ドライブレコーダーも手掛けている銘柄。
ザインも時価総額の規模はさほど大きくなく値動きは重くない。こちらもドライブレコーダー関連銘柄として人気化すれば面白い銘柄と言えるだろう。
本命株 テクノホライゾン・ホールディングス
時価総額:7,246百万円
PER:(連) 23.18倍
PBR:(連) 0.95倍
≪2017/10/19時点≫
テクノホライゾン・ホールディングスもドライブレコーダー関連銘柄として注目しておきたい。テクノホライゾンHDは電子機器や光学機器を手掛けている企業でドライブレコーダーの製造・販売もしている銘柄だ。
こちらも時価総額が小粒な銘柄で値動きが軽く、なおかつ現状PER・PBRに過熱感がないため面白い銘柄だと思う。テクノホライゾンもドライブレコーダー関連の本命銘柄として注目しておきたい。
ちなみに先日、テクノホライゾンはエヌビディア関連の材料も出ているエヌビディア関連銘柄でもある。テーマ性も豊富にあるので、そういった面でも注目したい。
本命株 ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)
時価総額:12,460百万円
PER:(単) ---倍
PBR:(単) 7.97倍
≪2017/10/19時点≫
研究開発型のファブレス半導体企業ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)もドライブレコーダー関連銘柄として本命視したい銘柄だ。
2017年06月に住友三井オートサービスが、DMPの画像分類エンジン「ZIA Classifier」と人工知能(AI)を活用したドライブレコーダー動画の自動解析サービスを提供開始したと発表していることが注目材料だ。
住友三井オートサービスが手掛けるドラレコ動画の自動解析サービスに同社の画像分類エンジンが採用されたというのはなかなか面白い。
DMPは時価総額規模も大きくないので値動き妙味の観点からも注目しておきたい。
本命株 JVCケンウッド
時価総額:48,789百万円
PER:(連) 34.82倍
PBR:(連) 0.89倍
≪2017/10/19時点≫
カーナビなど、車載機器を手掛けるJVCケンウッドもドライブレコーダーを手掛けており、ドライブレコーダー関連銘柄の一角として注目しておきたい。JVCケンウッドはドライブレコーダーと連携したカーナビなどもにも注力しているようなのでドラレコ関連の中核銘柄としてもなかなか面白そうだ。
JVCケンウッドは少し時価総額の規模が大きいが、値動きが重いというほどでもないだろう。またPER・PBRも現状では過熱感がなく面白そうだ。
本命株・出遅れ株 アイ・オー・データ機器
時価総額:16,279百万円
PER:(連) 10.40倍
PBR:(連) 0.61倍
≪2017/10/19時点≫
アイ・オー・データ機器もドライブレコーダー関連銘柄の一角として注目しておきたい。アイ・オー・データ機器といえば、ストレージやモニターなどのPC周辺機器を手掛けている企業というイメージだが、実はドライブレコーダーも手掛けている。こちらもドラレコ関連銘柄として注目だ。
アイ・オー・データ機器は時価総額の規模がそこそこ小さめ。なおかつ、PER・PBRともに現状では過熱感がないように見える。今後、ドラレコ関連銘柄として人気化すれば面白そうだ。
本命株・出遅れ株 TBグループ
時価総額:5,529百万円
PER:(連) 1,050.00倍
PBR:(連) 3.04倍
≪2017/10/19時点≫
光通信グループと資本・業務提携し再建中のボロ株TBグループもドライブレコーダー関連銘柄の一角として注目しておきたい。TBグループはデジタルサイネージ(屋外電子看板)、LED照明、電子レジが3本柱の銘柄だが、ドライブレコーダーのデジタル式運行記録計も手掛けている。このことから、ドラレコ関連の出遅れ株として注目される可能性がある。
TBグループはボロ株だし、時価総額規模は小粒。現状ではPERが不安だが、人気化すれば火柱が立ちやすい銘柄といえる。今後の値動きにも注目だ。
本命株 OKI
時価総額:135,449百万円
PER:(連) 16.86倍
PBR:(連) 1.49倍
≪2017/10/19時点≫
OKIは情報通信システム、プリンタ、ATMなどを手掛ける銘柄だが、グループ会社のOKIアドバンストコミュニケーションズがドライブレコーダーの組み込み制御システムを開発していることから、ドラレコ関連銘柄の一角とされる。
ただし、OKIは少し時価総額の規模が大きめなので、値動き妙味という面では他の銘柄に軍杯があがりそうだ。
本命株 サンケン電気
時価総額:78,933百万円
PER:(連) 30.49倍
PBR:(連) 1.39倍
≪2017/10/19時点≫
サンケン電機もドラレコ関連銘柄の一角として注目しておきたい。サンケン電気は独立系のパワー半導体大手企業。半導体技術を核とし、自動車向けや白モノ家電向けに応用製品を展開している。
ドライブレコーダー関連としては、ドラレコに使われるLSIと呼ばれる集積回路を手掛けている点に注目だ。ドライブレコーダーの需要が高まれば、サンケン電気にもビジネスチャンスとなる。やや時価総額規模が大きめなので、値動き妙味の観点では少し面白みに欠けるか?!
本命株 堀場製作所
時価総額:277,314百万円
PER:(連) 18.95倍
PBR:(連) 1.99倍
≪2017/10/19時点≫
独立系の分析機器大手で、エンジン計測器では世界市場の8割を占める堀場製作所。こちらもドライブレコーダーを手掛ける銘柄なので注目しておきたい。ただし、堀場製作所の時価総額規模はそこそこ大きめ。少し値動きは重いかもしれない。
【2017年10月24日(火)追加】
出遅れ株 オートウェーブ
時価総額:2,630百万円
PER:(連) 23.92倍
PBR:(連) 0.93倍
≪2017/10/24時点≫
ドライブレコーダー関連銘柄の出遅れ株としてオートウェーブにも注目したい。オートウェーブは千葉県が地盤のカー用品店を手掛ける銘柄で、車検を軸に板金や新車販売などの自動車関係の総合サービスを展開している。
総合的なカー用品を集まっていることから、もちろんドライブレコーダーの設置や販売なども行っているだろう。つまり昨今のドライブレコーダーの需要増はオートウェーブにもビジネスチャンスとなりそうだ。
オートウェーブは時価総額の規模が小粒な点も面白い。値動き妙味が軽いし、短期資金の物色も集まりやすいと言える。今後も注目したい。
【2017年10月25日(水)追記】
出遅れ株 バッファロー
時価総額:3,066百万円
PER:(単) 17.18倍
PBR:(単) 0.67倍
≪2017/10/25時点≫
バッファローもドライブレコーダー関連銘柄の出遅れ株として注目しておきたい。バッファローは埼玉を地盤にカー用品のオートバックスのフランチャイズ店を展開している銘柄だ。もちろん、こちらも各種ドライブレコーダーの販売に加え、設置などを行っている。ドライブレコーダーの需要増は、同社にとってビジネスチャンスになるだろう。
バッファローも時価総額が小粒で値動きの軽い銘柄。普段は特段、目立つような銘柄ではなく現状ではPER、PBRは割安感も感じられる。短期資金の集まりやすそうな銘柄だ。ドライブレコーダー関連の出遅れ株として注目しておきたい。
出遅れ株 ホットマン
時価総額:4,453百万円
PER:(単) 21.59倍
PBR:(単) 0.73倍
≪2017/10/25時点≫
ホットマンもドライブレコーダー関連の出遅れ株として注目しておきたい。こちらは宮城県を地盤にカー用品のイエローハットのフランチャイズを展開する銘柄。こちらも、バッファローと同様にドライブレコーダーの販売・設置などを手掛けているため、近年のドラレコ需要はビジネスチャンスとなる。
バッファロー同様、あまり普段目立つような銘柄ではなく、現状ではPER・PBRも過熱感はないように思う。小粒銘柄で値動きが軽いため、こちらにも注目である。
【2018年07月06日(金)追記】
本命株 東京海上ホールディングス
時価総額:3,923,388百万円
PER:(連) 11.89倍
PBR:(連) 1.00倍
≪2018/07/06時点≫
保険会社もドライブレコーダー関連商品に注力している。東京海上日動火災保険では、自動車保険契約者を対象とした「ドラレコ特約」を開始、1年弱で14万件を超えているらしい。契約者に高解像度のドレレコを貸与する事で、事故時の過失割合などを先行提示、有利に交渉を進める事が出来るらしい。また高齢の顧客はドライブレコーダーの扱いが難しい為、保険会社に任せてしまうという点でも利害関係が一致しているのだろう。ドラレコ特約は今後更に契約数も伸びそうな勢いで、ドラレコ関連銘柄として注目したい。
ドライブレコーダー関連銘柄 まとめ
ドライブレコーダーは今後、ますます必要になってくる世の中になるのではないだろうか。今でも、たくさんの自動車にドライブレコーダーは取り付けられているが、今後はカーナビのようにドライブレコーダーが付いているのが当たり前の時代になっていくかもしれない。
また、2017年12月より国土交通省が貸し切りバス事業者に対し新車の場合はドライブレコーダーの取り付けを義務化したことから、今後はシートベルトのように一般車にもドライブレコーダーの設置が義務付けられる可能性もゼロではないだろう。
ドライブレコーダー関連銘柄は意外に息の長いテーマ株となるかもしれない。本命株・出遅れ株 一覧はしっかりと把握しておこう。