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「働き方改革」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
2017年03月28日、首相官邸で「働き方改革実現会議」が開かれ、長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入を盛り込んだ実行計画をまとめた、と各種のメディアが報じたことにより、働き方改革関連銘柄として「人材派遣を手掛ける銘柄」「転職支援事業を手掛ける銘柄」などを中心に物色人気を集めた。
今は総理も安倍元総理から菅義偉、岸田文雄総理と変わったが、コロナ禍から経済回復にありそして働き方も様々な形となった。今後優秀な人材を巡っての動きは活発になる見込みは高い!と、いうことでこのページでは働き方改革関連銘柄(人材派遣・転職・クラウドソーシング関連銘柄)について、本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
働き方改革関連銘柄とは
日本は年々、少子高齢化社会・人口の減少(労働人口の減少)が社会問題化していっている。この問題に対し第3次安部内閣では「50年後も人口1億人を維持し、老若男女、障害者や健常者をふくめて国民一人ひとりが生きがいを持って活躍できる経済社会」を「1億総活躍社会」と名付け、この実現を目玉の政策に掲げている。
働き方革命とは、アベノミクスの目指す「1億総活躍社会」に向けて『多様な働き方が可能な社会にしましょう!』という政府のスローガンのようなものと考えるとわかりやすいかもしれない。
それこそ正規雇用の人でも非正規雇用(派遣社員・契約社員など)の人でも、自営業の人でもフリーランスの人でも誰もが働きやすい経済社会でないと1億総活躍など夢のまた夢。多様な働き方を可能にする働き方改革を進めてこそ1億総活躍社会は実現する、ということだな。
2017年03月28日に政府が開いた働き方改革実現会議では、長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入を盛り込んだ実行計画をまとめたようだ。また、この実行計画には「転職・再就職の支援」「女性・若者の活躍」「高齢者の就業促進」といった内容が盛り込まれている。
このことから、働き方改革関連銘柄の中心となるのは「人材派遣関連銘柄」や「転職関連銘柄」といった見方が強い。また人材派遣関連・転職関連銘柄以外にも、多様な働き方を提供する企業としてクラウドソーシング事業を手掛ける銘柄なども働き方改革関連銘柄として注目されるかもしれない。
再掲になるが、働き方改革は政府が実現を目指す1億総活躍社会の礎になり得るスローガン。つまり、働き方改革関連銘柄はある種の国策銘柄とも言えるかもしれない。「国策に売りなし」という相場格言もあることだ、注目しておくべきテーマと言えるのではないだろうか。
働き方改革関連銘柄(人材派遣関連銘柄) 一覧
- 2163 アルトナー
- 2168 パソナグループ
- 2181 テンプホールディングス
- 2362 夢真ホールディングス
- 2471 エスプール
- 4834 キャリアバンク
- 6098 リクルートホールディングス
- 2427 アウトソーシング
- 2136 ヒップ
- 2146 UTグループ
- 2169 CDS
- 2375 スリープログループ
- 2410 キャリアデザインセンター
- 2415 ヒューマンホールディングス
- 2429 ワールドホールディングス
- 2462 ライク
- 2475 WDBホールディングス
- 2479 ジェイテック
- 3654 ヒト・コミュニケーションズ
- 4659 エイジス
- 4318 クイック
- 4695 マイスターエンジニアリング
- 4664 RSC
- 4766 ピーエイ
- 4848 フルキャストホールディングス
- 6028 テクノプロ・ホールディングス
- 6070 キャリアリンク
- 6089 ウィルグループ
- 4849 エン・ジャパン
- 6054 リブセンス
- 6175 ネットマーケティング
- 2408 KG情報
- 2379 ディップ
- 2341 アルバイトタイムス
- 3900 クラウドワークス
- 3691 リアルワールド
- 9744 メイテック
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働き方改革関連銘柄(人材派遣・転職関連銘柄) 本命・出遅れ
それでは働き方改革関連銘柄の中でも本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 アルトナー
時価総額:6,908百万円
PER:(単) 16.03倍
PBR:(単) 4.27倍
≪2017/04/03時点≫
アルトナーは働き方改革関連銘柄として本命にあげたい銘柄だ。アルトナーはエンジニアなどの技術者派遣を手掛ける銘柄で、2017年03月28日に政府が「働き方改革実現会議」が開かれたと各種メディアが報じた先に真っ先に注目された銘柄だ。時価総額の規模が大きくなく、値動きが軽いことやPER、PBRともに過熱感がなかったことも買いに拍車をかけた格好か!?
引き続き、働き方改革関連銘柄としてアルトナーに注目したい。
本命 エスプール
時価総額:5,319百万円
PER:(連) 15.92倍
PBR:(連) 5.14倍
≪2017/04/03時点≫
エスプールも人材派遣事業を行う銘柄であり、働き方改革関連銘柄の一角として注目したい。エスプールは物流などのアウトソーシング(外部委託)とコールセンターなどへの人材派遣を中心に手掛けている企業だ。物流系の事業へのアウトソーシング事業というのも面白い。昨今ではネットショッピングの利用拡大により、物流企業の人材不足は社会問題化してきているしな。エスプールも働き方改革関連銘柄として注目しておきたい銘柄だ。
本命・出遅れ ヒップ
時価総額:2,302百万円
PER:(連) 8.19倍
PBR:(連) 1.28倍
≪2017/04/03時点≫
ヒップも働き方改革関連銘柄の一角として注目したい。ヒップは技術者派遣を手掛ける事業の中堅で、自動車・電子・ソフトウェアの開発設計などに強み。技術者派遣を手掛ける企業という意味ではアルトナーに近い銘柄といえそうだ。
ヒップは時価総額の規模も非常に小さく、またPER、PBRも過熱感はないように思う。あまり目立たない銘柄だからかな?規模が小さいので人気化すれば火柱が立ちやすい銘柄と言えるだろう。ヒップは働き方改革関連銘柄の出遅れ株として注目したい。
本命 クイック
時価総額:23,701百万円
PER:(連) 16.74倍
PBR:(連) 4.25倍
≪2017/04/03時点≫
クイックは人材紹介+転職支援の事業を手掛ける銘柄で、働き方改革関連銘柄としてはど真ん中の事業内容と言えるだろう。時価総額の規模もさほど大きくなく、PER、PBRともに過熱しているわけではなさそうだ。押し目を狙うのは面白いか?!
本命 ピーエイ
時価総額:1,774百万円
PER:(連) 50.64倍
PBR:(連) 1.63倍
≪2017/04/03時点≫
ピーエイは信越・東北・北陸地方で求人情報誌を発行しており、新潟では人材派遣業を展開している企業だ。こちらも人材派遣+転職関連の銘柄として働き方改革が話題になれば物色人気を集める可能性がある銘柄と言える。
PERは若干高いようにもみえるが、小粒企業なので人気化すれば火柱が立ちやすいかもしれないな。
本命 エン・ジャパン
時価総額:124,588百万円
PER:(連) 25.92倍
PBR:(連) 5.02倍
≪2017/04/03時点≫
エン・ジャパンは求人情報サイトの大手。転職にも強い。最近はバンバン、テレビCMなどの広告も売ってきているし、非常に注目の銘柄だ。エン・ジャパンは業績も悪くないし、当方は前々からアベノミクスの「1億総活躍社会関連銘柄」として注目していた。働き方改革関連銘柄としても本命視したい一角だ。
本命 クラウドワークス
時価総額:16,343百万円
PER:(連) ---倍
PBR:(連) 9.27倍
≪2017/04/03時点≫
クラウドワークスはクラウドソーシング大手。クラウドソーシングとはフリーランスの人など、サービスを提供したい人とサービスを求める企業や個人などをネット上でマッチングさせるサービス。
人材派遣・転職とはちょっと毛色が異なるが、働き方の多様性を可能にするという働き方改革の主旨とはガッチリ合っているように思う。当方は働き方改革関連銘柄の本命として注目したい。
本命 リアルワールド
時価総額:5,701百万円
PER:(連) 190.05倍
PBR:(連) 6.17倍
≪2017/04/03時点≫
リアルワールドもクラウドソーシング事業を手掛ける企業として、クラウドワークスの対抗馬として注目したい。リアルワールドはPERがちょっと怖い水準にも見えるが、新興銘柄のPERなどあってないようなもの。気にされないケースも多い。リアルワールドも働き方改革関連銘柄の一角として注目したい。
【2021年03月22日(月) 追記】
本命 9744 メイテック
時価総額:179,220百万円
PER:(連) 25.81倍
PBR:(連) 3.93倍
≪2021/03/22時点≫
メイテックは機械設計・ソフト開発など技術者を派遣する企業だが、技術者数は業界首位で質にも定評がある。自動車に関連する自動運転や、電装化などの最先端の技術開発競争により、専門性の高い技術者の引き合いが強い。
21年3月期営業利益は、前期比23.4%減の99億円を見込むが、これは主に夜間外出自粛要請で、顧客の残業時間削減による稼働時間の低下などが要因だ。業績は新型コロナウイルスの影響が出る前までは堅調に推移しており、22年3月期のV字回復が期待される。株主還元に前向きで配当利回りの高さも人気を集めそうだ。
【2023年01月25日(水) 追記】
本命 2408 KG情報
時価総額:2,789百万円
PER:(連) 11.22倍
PBR:(連) 0.48倍
≪2023/01/25時点≫
KG情報は東証スタンダード上場、主な事業は下記の通り↓
- 調査・情報サービス、有料職業紹介事業
- ≪求人関連情報≫
- 求人情報の提供、有料職業紹介、派遣
- ≪ライフ関連情報≫
- 住宅関連情報、ブライダル関連情報、釣り情報、生活関連情報等の提供
- ≪その他≫
- フリーペーパー共同配送、他社印刷物の印刷、WEBサイトの構築・運営等
時価総額27億円の小粒な企業ではあるが、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期業績予想を発表したが前22年12月期の営業利益は2億5,700万円で着地し、今23年12月期の営業利益は2億8,500万円を見込んでいるとの事、求人関連情報では各種サービスの機能追加・開発により、求職者・求人企業の利便性を高め、支持を増やし収益拡大につなげるという見込みから収益拡大期待の資金が流入しているが、働き方改革を進める政府の方針からも求人関連は魅力は高くPER11.2倍、PBR0.48倍の割安、さらに配当があるという小型株だけに今後の動きも注目だ。
働き方改革関連銘柄(人材派遣・転職関連銘柄) まとめ
働き方改革はアベノミクスで実現を目指す「1億総活躍社会」に向けて、必要不可欠のスローガンであり関連銘柄は国策銘柄にも近いような立ち位置である。今後も政府は働き方改革について、さまざまな取り決めや目標・実行計画などをまとめていくだろう。そういった内容がメディアで報じられるたびに関連銘柄が物色人気を集める可能性もある。
働き方改革は国をあげて取り組んでいくものであるため、息の長いテーマとなる可能性がある。働き方改革関連銘柄は今後も注目しておきたいテーマ株と言えるだろう。本命・出遅れ 一覧はしっかり抑えておこう。