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皆さん「ゲノム編集」という技術はご存知だろうか?そろそろこのゲノム編集技術に関連する銘柄が注目される可能性がありそうだ。このページではゲノム編集関連銘柄の本命・出遅れ 一覧についてまとめておく。
ゲノム編集関連銘柄とは
ゲノム編集関連銘柄とは、ゲノム編集の研究に携わっている企業などゲノム編集関連の事業を手掛ける銘柄の総称だ。
ゲノム編集とは、生物の遺伝子、いわば「生命の設計図」を自在に編集するという技術のことだ。
例えば、京都大学と近畿大学は共同でゲノム編集で遺伝子を編集したタイ(鯛)を育てている。ゲノム編集技術により通常よりも大きなサイズのタイを短期間で育てることが可能だという。
他にも養殖しやすいおとなしい性質のマグロや、魚だけでなく腐りにくいトマトや収穫量の多い米などもゲノム編集技術を使って品種改良プロジェクトが始まっているとのことだ。
ゲノム編集技術を使えば、通常よりも圧倒的に早い期間で品種改良をすることができるらしい。ゲノム編集により世界の食糧不足問題が解決に向かう可能性もあるということだ。
そして、このゲノム編集という技術が期待されているのはもちろん医療分野である。ゲノム編集を医療分野に応用すれば、エイズ(HIV)や遺伝性の難病などの治療にも役立つ可能性があるらしい。ゲノム編集は画期的な技術となる可能性を持っている。
ゲノム編集は生命への冒涜か?!
ゲノム編集にも懸念点はある。ゲノム編集は魚や植物だけでなくいろいろな生物に応用できる技術。もちろんヒトの遺伝子をゲノム編集することも可能ということだ。
つまりヒトの受精卵の段階でゲノム編集を行うことにより、親が望む外見や体力・知力などを兼ね備えた、いわゆる「デザイナーベイビー」を作ることも可能と言われている。ゲノム編集で生まれてくる子供を「デザイン」するような行為については倫理的観点から問題視されている。
当方もヒトの受精卵をゲノム編集でデザインするというのは倫理的に問題があるとは思うが、エイズ(HIV)やがん、その他の難病などの治療に役立つのならば是非ともその分野で研究してほしいな。また、ゲノム編集は世界の食糧事情を激変させる可能性も持っているわけだし、その点についてもしっかり安全性を証明し実用化してもらいたい。
包丁も自動車も人を殺す道具になり得るわけだし、ゲノム編集もルールを定めて人類の役に立つように研究を進めてほしい。
なお日本政府では、2016年04月22日に、ゲノム編集技術でヒトの受精卵を操作することについて「基礎研究」に限って認める報告書をまとめている。これは将来的に不妊治療や遺伝性疾患の予防につながるように、という意図である。決して「デザイナーベイビー」を認めたわけではない。
これは政府がゲノム編集における倫理的問題点を理解しながらも、期待しているということだろう。政府がゲノム編集研究に前向きな姿勢であることから、今後ゲノム編集関連銘柄に助成金などを出す可能性も考えられなくはない。現在、ゲノム編集研究が進んでいる国はアメリカだが、日本もそれに追いつこうとする動きなどが見えれば、ゲノム編集関連銘柄にとっては追い風となる。
ゲノム編集関連銘柄 一覧
- 4974 タカラバイオ ゲノム編集受託サービス
- 3386 コスモ・バイオ ゲノム編集受託サービス
- 2342 トランスジェニック ゲノム編集受託サービス
- 7707 PSS DNA自動抽出装置
- 3777 ジオネクスト 韓国ゲノム編集関連企業ToolGen社と提携
- 2160 ジーエヌアイグループ ゲノム解析
- 2191 テラ 免疫細胞療法
- 4557 医学生物学研究所 臨床検査薬・自己免疫疾患などに強み
- 4564 オンコセラピー・S がん治療ワクチン創薬
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ゲノム編集関連銘柄 本命・出遅れ
それではゲノム編集関連銘柄の中でも本命視される可能性のある銘柄をピックアップしていこう。またゲノム編集関連の出遅れ銘柄などもあれば随時追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願いたい。
本命 タカラバイオ
タカラバイオはゲノム編集関連銘柄のなかでも本命視される一角と言えるのではないだろうか。タカラバイオは2013年07月に韓国のゲノム編集関連企業ToolGen社と業務提携し、ゲノム編集技術に関連する受託サービスを中国と日本で開始している。また、2014年10月には米国ブロード研究所より、ゲノム編集に関する特許ライセンスを取得しており、これもゲノム編集関連銘柄としての立ち位置を高めている格好だ。
タカラバイオの時価総額は「190,979百万円(2017/01/23時点)」と、関連銘柄のなかでは規模が特に大きく、株価の値動き妙味としてはさほど面白みはないもののゲノム編集関連の中核を担う銘柄と言える。
本命 コスモ・バイオ
コスモバイオもゲノム編集関連銘柄で本命視したい一角。コスモバイオはゲノム編集のツール「CRISPR/Cas9システム」を手掛ける銘柄だ。この他にもさまざまなゲノム編集ツールや受託サービスを提供している。関連銘柄としての立ち位置としてはタカラバイオに似ていると思う。
だが、コスモバイオはタカラバイオに比べて時価総額が「7,584百万円(2017/01/23時点)」とケタが2つ少ない。値動き妙味という面ではコスモバイオの方が面白そうだ。
本命 ジオネクスト
ジオネクストはIT関連・ビルメンテナンス事業・再生エネルギー事業などを展開している銘柄だが、ヘルスケア事業・先端医療事業も手掛けている。
ジオネクストは2014年5月には「株式会社遺伝子治療研究所」を設立し、同年8月には韓国のゲノム編集関連企業ToolGen社と共同研究を含む技術業務提携を行っていることからゲノム編集関連銘柄として注目される。
なんかいろいろやってる会社だが、ここはいわゆる低位・ボロ株に分類される銘柄だな。時価総額は「4,976百万円(2017/01/23時点)」とかなり規模が小さく、値動き妙味に関して言えば抜群に面白い。人気化すれば火柱は立ちやすい銘柄と言えるだろう。ゲノム編集関連の隠れ本命銘柄として注目したい。
本命 トランスジェニック
バイオ関連銘柄のトランスジェニックもゲノム編集関連銘柄の一角だ。トランスジェニックは2014年9月から遺伝子改変マウスの作成受託サービスを手掛けている。2015年04月には米国ブロード研究所よりゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)に関する 特許群の非独占実施許諾を取得。トランスジェニックもタカラバイオやコスモバイオと似たような事業でゲノム編集に絡んでいる銘柄と言えるだろう。
トランスジェニックの時価総額は「9,546百万円(2017/01/23時点)」。時価総額は現時点ではコスモバイオよりも大きいが、それほど大きな差は無い。トランスジェニックもゲノム編集関連銘柄の本命銘柄として注目したい。
出遅れ プレシジョン・システム・サイエンス
プレシジョン・システム・サイエンスもゲノム編集関連銘柄として注目したい。プレシジョン・システム・サイエンスは遺伝子解析・免疫測定などを手掛ける企業。特にDNA自動抽出装置の開発・販売が同社の柱である。
ゲノム編集と遺伝子解析は非常に関わりが深いため、ゲノム編集技術が注目されればプレシジョン・システム・サイエンスも物色される可能性は十分あるだろう。
プレシジョン・システム・サイエンスの時価総額は「8,614百万円(2017/01/23時点)」と規模も大きくないため、動意づけば火柱が立ちやすい銘柄とも言える。ゲノム編集関連の出遅れ銘柄とも言えるか?!注目だ。
ゲノム編集関連銘柄 まとめ
この記事を書いた2017年1月現在、ゲノム編集という言葉はまだあまり世間に浸透していないようにも思えるが、これから先ゲノム編集技術がニュースなどで報じられていく可能性は高い。ゲノム編集関連銘柄が注目されるのはこれからのハズだ。今のうちに関連銘柄を把握しておくべきだろう。