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冬の風物詩。その一つにインフルエンザの流行というものがある。
毎年テレビで「今年のインフルエンザはヤバい!」なんてニュースが報じられ、その時期になるとインフルエンザ関連銘柄が物色される傾向にある。
このページではインフルエンザ関連銘柄の本命・出遅れ 一覧をまとめておく。
インフルエンザ関連銘柄とは
説明するまでもないと思うが一応。インフルエンザとはインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症のことだ。風邪に似た症状だが普通の風邪よりも高熱が出て端的に言うとかなりつらい症状である。
そしてインフルエンザ関連銘柄とは文字通り、インフルエンザに関連する銘柄のことだ。抗インフルエンザ薬を販売する企業やインフルエンザの感染を防ぐための「マスク」を手掛ける企業や、インフルエンザを治療する「ワクチン」を手掛ける企業、また「殺菌剤」などを手掛ける銘柄などが主なインフルエンザ関連銘柄として注目される傾向にある。
また、年によっては特殊な新型インフルエンザは流行る年もあり、その場合インフルエンザ関連銘柄はより物色される傾向にある。そういうニュースが流れた時にも、即座に対応できるよう前もってインフルエンザ関連銘柄をある程度把握しておくことが重要だ。
インフルエンザ関連銘柄が物色されやすい時期
インフルエンザの流行に先駆けて、インフルエンザ関連銘柄は注目される傾向にある。当方の感覚だとインフルエンザは毎年1月~2月くらいが流行のピークのように思う。インフルエンザ関連銘柄はだいたい11月くらいから徐々に注目されはじめ、12月~1月にかけてが物色のピークを迎えているような印象だ。もちろん、毎年ちょっとずつタイミングは異なると思うが。いずれにしても早い段階でインフルエンザ関連銘柄をチェックしておくのは有効である。
インフルエンザ関連銘柄 一覧
- 4519 中外製薬 抗インフルエンザ薬 タミフル販売
- 4507 塩野義製薬 抗インフルエンザ薬 ラピアクタ販売
- 4568 第一三共 抗インフルエンザ薬 イナビル販売
- 3107 ダイワボウホールディングス マスク
- 3109 シキボウ マスク
- 3593 ホギメディカル マスク
- 3604 川本産業 マスク
- 7487 小津産業 マスク
- 8113 ユニ・チャーム マスク
- 4061 デンカ インフルエンザワクチン
- 4403 日油 インフルエンザワクチン
- 4502 武田薬品工業 インフルエンザワクチン
- 4530 久光製薬 インフルエンザワクチン
- 4503 アステラス製薬 インフルエンザワクチン
- 4585 UMNファーマ インフルエンザワクチンの研究開発
- 4556 カイノス 検査薬・検査試薬
- 6869 シスメックス 検査薬・検査試薬
- 4544 みらかホールディングス 検査薬・検査試薬
- 4549 栄研化学 検査薬・検査試薬
- 2784 アルフレッサ ホールディングス 検査薬・検査試薬
- 8095 イワキ うがい薬
- 2269 明治ホールディングス うがい薬
- 4574 大幸薬品 殺菌・除菌
- 4985 アース製薬 殺菌・除菌
- 4998 フマキラー 殺菌・除菌
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インフルエンザ関連銘柄 本命・出遅れ
それでは本題だ。インフルエンザ関連銘柄のなかでも本命視されそうな・出遅れがちな銘柄をピックアップしていく。当方の主観込みの内容となるので参考までに願う。
本命 中外製薬
インフルエンザ関連銘柄の代表格といえば中外製薬ではないだろうか。今、日本でもっとも有名な抗インフルエンザ薬といえば「タミフル」だろう。誰もが一度は耳にしたことのある薬じゃないかな。
タミフルはスイスの会社が作っている薬で、日本の販売元は中外製薬である。
ちなみに抗インフルエンザ薬とワクチンの違いは以下の通り。
抗インフルエンザ薬 =インフルエンザウイルスの増殖を抑える作用のある薬
インフルエンザワクチン =弱体化したウイルスを体内にいれ抗体を予め作るための薬
抗インフルエンザ薬のなかでも日本では特に有名な「タミフル」を販売する中外製薬はインフルエンザ関連銘柄の本命とも言えるだろう。
ただし、中外製薬は「時価総額1,799,390百万円(2016/11/30時点)」とバカでかいため、値動き的な妙味は少ない。
本命 塩野義製薬
塩野義製薬もインフルエンザ関連銘柄の一角である。塩野義製薬は抗インフルエンザ薬「ラピアクタ」の販売会社だ。ラピアクタはタミフルよりは聞かない名称だが、どうやら点滴タイプの薬らしい。抗インフルエンザ薬を販売する塩野義製薬もインフルエンザ関連銘柄の本命と考えるべきか。だが、塩野義製薬も時価総額はかなり大きく、値動きはけっして軽くない。値動き的な妙味は薄いと考えておくべきだろう。
2017/02/02(金):追記
塩野義製薬はが新たなインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」を開発したようだ。「ゾフルーザ」は錠剤を1回飲むだけで治療が完結するタイプの薬とのこと。インフルエンザの薬として有名なタミフルは成人の場合、1日2回で5日間飲み続けるが、ゾフルーザは1回飲むだけでいいらしい。さらにタミフルと比べても抗ウイルス効果が高いとされている。従来の薬に耐性をもち効きにくくなった人にも効果が期待できるようだ。
厚生労働省の部会は02/02にゾフルーザの製造販売を了承。順調にいけば2018年3月に承認され5月にも薬価が決まり発売される見通し。ゾフルーザの発売が決まれば塩野義製薬はインフルエンザ関連株としての立ち位置が高まると言えるだろう。
本命 第一三共
第一三共もインフルエンザ関連銘柄の一角。第一三共は抗インフルエンザ薬「イナビル」の販売会社である。第一三共も時価総額はかなり大きいため、短期スタンスのトレードでは妙味は薄そうだ。
本命 ダイワボウホールディングス
ダイワボウHDもインフルエンザ関連銘柄の代表格といってもよさそうだ。ダイワボウはマスクを手掛ける銘柄で、インフルエンザが流行する時期には毎年といってもいいほど物色される銘柄だ。時価総額は「58,007百万円(2016/11/30時点)」で、そこそこ大きいが値動きはそこそこある。インフルエンザ関連銘柄としては短期資金は割と入りやすいほうだろうか。当方はインフルエンザ関連の本命銘柄として注目する。
本命 シキボウ
シキボウもダイワボウと並んでインフルエンザ関連銘柄として注目される銘柄で、ダイワボウと同じくマスクを手掛ける企業だ。ダイワボウに比べて時価総額がやや小さいので、こちらも本命視する見方がありそうだ。
本命・出遅れ 川本産業
当方がインフルエンザ関連の本命かつ出遅れ銘柄として注目するのは川本産業。こちらも同じくマスクを手掛けることから、インフルエンザ関連銘柄として注目されるが、時価総額がかなり小さく、普段はかなり出来高も少なく板がウスウスな銘柄なので一度人気化すると火柱がたちやすい。
値動きの妙味的な部分でインフルエンザ関連の本命・出遅れ銘柄として注目したい。ちなみにマスクを手掛ける銘柄は、インフルエンザの流行時だけでなくその他の感染症などが流行る際にも注目される傾向にあることを覚えておこう。
出遅れ 日油
日油もインフルエンザ関連銘柄として注目だ。日油は「バイオから宇宙まで」のフレーズをかかげ油脂技術をベースにさまざまな商品を手掛ける企業だ。
そして日油は国立感染症研究所などとともに「万能インフルエンザワクチン」の共同研究に参画している企業でもある。まだ万能インフルエンザワクチンは実用化されていないものの、これは面白い材料である。インフルエンザ関連銘柄の出遅れ銘柄として注目したい。
本命 デンカ
デンカは特殊合成ゴムや機能樹脂などを生産する総合化学品メーカー。インフルエンザ関連銘柄としてみられるのは、子会社にデンカ生研というワクチンメーカーがあり、そこがインフルエンザワクチンも手掛けることからだ。時価総額は小さくはないが、値動きはそこそこあるようだ。インフルエンザの時期に押し目がきたら、注目してみるのも面白そうか?!
本命 UMNファーマ
UMNファーマはアステラス製薬とインフルエンザワクチンを共同開発している企業であり、関連銘柄の一角といえる。UMNファーマといえばバイオ関連銘柄の一角で値動きも軽いし、値動き的な妙味でいえば面白そうな銘柄だ。当方はUMNファーマをインフルエンザ関連の本命株として注目したい。
本命 カイノス
カイノスは臨床検査薬メーカーであり、インフルエンザウイルスを検出する試薬を手掛けている。カイノスも時価総額は小さく、人気化すれば火柱がたちやすいのではないだろうか。インフルエンザ関連銘柄の本命銘柄として注目したい。
【2019年12月14日(土)投稿】
インフルエンザが流行!去年の5倍ペースに拡大!
本命 4507 塩野義製薬
時価総額:2,064,812百万円
PER:(連) 15.03倍
PBR:(連) 2.95倍
≪2019/12/14時点≫
インフルエンザの猛威!インフルエンザ関連 ゾフルーザ製造の【4507】塩野義製薬に注目
国立感染症研究所が発表した12月13日時点でのインフルエンザの流行マップによると、2019年12月2~8日の患者報告数は4万7200人と過去5年の週次推移と比較して早いスピードで拡大増加傾向にある。
そのそしてペースだがインフルエンザの累計患者数が今月に入り、推計で約64万9千人に達し、昨年同時期(約12万4千人)の5倍を超えるペースとなっている。
そこで副作用などの懸念もあるが、インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」を販売する塩野義製薬に注目だ。
「ゾフルーザ」は錠剤を1回飲むだけで治療が完結するタイプの薬とのこと。インフルエンザの薬として有名なタミフルは成人の場合、1日2回で5日間飲み続けるが、ゾフルーザは1回飲むだけでよい。さらにタミフルと比べても抗ウイルス効果が高いとされている。
1回で長時間の効果があるが、その分、副作用があった場合大きいなどメディアでも取り上げられたが、従来の薬に耐性をもち効きにくくなった人にも効果が期待できる様だ。
そしてゾフルーザは12月25日にも台湾で発売開始と台湾での販売権利も塩野義製薬がもっている。今後、パンデミック的な拡大となっていく可能性をもつのがインフルエンザだ。塩野義製薬はインフルエンザ関連株、今後注目されていく銘柄だ。
インフルエンザ関連銘柄 まとめ
インフルエンザ関連銘柄は毎年、決まった時期になると話題になり物色人気が集まる恒例のテーマである。前もって主なインフルエンザ関連銘柄をチェックしておけば、動意づくタイミングに素早く乗れることもあるかもしれない。また代表格の銘柄が動意づいた後に、出遅れがちな銘柄に乗ることも面白そうだ。
ただし、抗インフルエンザ薬を扱う医薬品会社などは非常に値動きが重いため、短期スタンスであれば時価総額の小さい銘柄に狙いを定めるのもアリだ。
いずれにしてもインフルエンザの話題を聞かない年はない。毎年チェックしておくべき注目のテーマであることは確かだ。