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2016/06/02(木)にトヨタとKDDIが、コネクテッドカーを日米で本格展開することを発表したな。
これにより、市場でコネクテッドカー関連銘柄が注目される可能性があるな!
「コネクテッドカーってなんじゃい!」って人も多いだろうので、軽く説明しておこうか。
コネクテッドカーとは
コネクテッドカーとは直訳すると「つながった車」。つまり自動車にインターネットに繋がった車ということだ。IoT(インターネットオブシングス)の一種と考えても良い。
このコネクテッドカーはGPSから速度情報だったり、車間距離だったり、ステアリングの情報だったり様々な膨大なデータが収集される。これにより車両の状態から自動運転のための走行支援や渋滞緩和、交通管理、危険予知などの交通サービスにも生かすことができるってスンポウだ。
世界最大の自動車メーカーであるトヨタがコネクテッドカーに意欲的ということは、この流れは他の自動車メーカーにも波及すると考えるのが自然だ。
それにトヨタは2016年4月4日にマイクロソフトと共同で新会社トヨタ・コネクティッドを北米トヨタの拠点テキサス州プレイノに設立したことを発表している。この新会社はコネクテッドカーから得られる情報を保管分析する会社だ。
トヨタ、マイクロソフトといった超大手が参入する超デカイ規模の市場となる可能性が高い。
事実、コネクテッドカーは2022年には全世界で7億台になるとも予想されており、市場規模は4220億ドル(1ドル100円換算で約42兆円)に達するとの見方とのことだ。
かなり市場規模としてはデカいし話題になれば関連銘柄が急騰する可能性は十分にあるだろう。
と、いうことで関連銘柄を上げていこう。
コネクテッドカー関連銘柄 7203 トヨタ自動車
まずはなんといってもトヨタだ。トヨタは前述の通り、マイクロソフトと共同でコネクテッドカーの新会社トヨタ・コネクティッドを設立しているし、KDDIとコネクテッドカーを日米で本格展開することを発表したりとコネクテッドカーにたいしてかなり意欲的。日本ではコネクテッドカーはトヨタを中心に発展していく可能性がかなり高いだろう。
コネクテッドカー関連銘柄といえばまずトヨタが思い浮かぶが、いかんせん大企業で時価総額がドデカイのがちょっとな。もう少し値動きが軽い銘柄の方が人気化した際は面白いかもしれない。
コネクテッドカー関連銘柄 4829 日本エンタープライズ
日本エンタープライズは携帯向けの情報配信が柱の企業だが、コネクテッドカー関連銘柄として注目する向きもある。日本エンタープライズは2016年2月18日にスマートバリューと「コネクテッドカーを含むM2M/IoTソリューションサービスの企画、開発、共同提案」という分野で資本業務提携を結んでいる。
また、トヨタの次世代テレマティクスサービス「T-Connect」に車載用チャットアプリ『Fivetalk』を提供しているのもコネクテッドカー関連では割と注目の材料だ。日本エンタープライズは東証1部の銘柄ではあるものの、トヨタに比べると時価総額は断然小さい。値動きはある銘柄と言えよう。コネクテッドカー関連銘柄が注目されれば話題になるかもしれない。
コネクテッドカー関連銘柄 9417 スマートバリュー
スマートバリューは前述したとおり、日本エンタープライズとコネクテッドカーに関する内容を含むM2M/IoTソリューションサービスで資本業務提携している銘柄。これもコネクテッドカー関連銘柄として注目だ。
コネクテッドカー関連銘柄 4667 アイサンテクノロジー
かねてより自動運転関連銘柄・ZMP関連銘柄としても本命視されているアイサンテクノロジー。自動運転はコネクテッドカーとも近縁であることからここも注目される可能性は高い。コネクテッドカー関連銘柄としても注目しておくべきだろう。
コネクテッドカー関連銘柄 3918 PCIホールディングス
PCIホールディングスも注目だ。同社は自動車、家電などの組み込みソフト開発が主力の会社で、IoTの開発も手掛けており、IoT関連銘柄としても注目されている銘柄。コネクテッドカーは厳密にはIoTの一部なので、当然注目されるだろう。特にここは自動車感通信の共通プラットフォームの開発なども手掛ける。コネクテッドカー関連銘柄として注目される可能性は高いといえるだろう。
コネクテッドカー関連銘柄 3655 ブレインパッド
人工知能関連銘柄としても注目されるブレインパッドだが、コネクテッドカー関連としても注目だ。ブレインパッドは2015年9月16日にネクスとネクスの提供するテレマティクスデバイスを利用した、コネクテッドカービジネスのためのプラットフォーム構築における協業に合意したと発表している。
ブレインパッドとネクスは自らがコネクテッドカービジネスを展開するのではなく、あくまで当該事業開発に取り組まれる事業者を支援する立ち位置とのことなので、本命とは言えないだろうが関連性は十分深い。コネクテッドカー関連銘柄として注目される可能性は十分にあるだろう。
加えてブレインパッドは人工知能関連銘柄としても繰り返し物色される可能性もある。テーマ性としては非常に面白い銘柄だ。