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MVNO(格安SIM)関連銘柄とは
MVNOとは仮想移動体通信事業者の略語で、携帯電話やスマートフォンなどの通信インフラを自社では持たないで、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクなど大手通信キャリアから回線を借りて、自社ブランドで通信サービスを行う事業者の事を指すわけだが、早い話がMVNOとは格安SIMを扱う企業がMVNO関連銘柄だ。
総務省が5Gサービスに向け3大キャリアにMVNO関連企業への情報提供を要請
総務省は12月18日、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに対して、MVNOへの5Gサービスの提供、機能開放に関する要請を行ったぞ。
概要としては、2020年春からNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが提供予定の5Gサービス開始直後から、MVNOもNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクと同時期に利用者への提供を開始できるようにすることが重要として、早期に機能開放や十分な情報提供を行うよう要請したのだ。
つまりは、MVNO関連企業にとっては恩恵と言える発表がされたのだ。
MVNO(格安SIM)の国内市場は?
MM総研が発表した、国内MVNO市場の2019年9月末時点での実績を発表しているのだが、独立系MVNO事業者が独自の料金プランで提供する提供するサービス型SIMの国内回線契約数は1,405万回線と前年の2018年9月末と比較すると16.8%増となっている。
伸び率は若干鈍化傾向にはあるが、IoT(Internet of Things)向けの需要が拡大していく傾向と総務省も旗振りをしてMVNOに対して支援をしている事を考えるとまだ市場拡大の見込みは高いとみているぞ。
MVNO(格安SIM)関連銘柄 一覧
- 9419 ワイヤレスG
- 9424 日本通信
- 3167 TOKAI
- 3356 テリロジー
- 3774 IIJ
- 3834 朝日ネット
- 3843 フリービット
- 3934 ベネフィJ
- 3938 LINE
- 4755 楽天
- 7203 トヨタ
- 8023 大興電子
- 9416 ビジョン
- 9418 USENHD
- 4381 ビープラッツ
- 4390 アイピーエス
- 4392 FIG
- 6840 AKIBA
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MVNO(格安SIM)関連銘柄 本命・出遅れ株
それではMVNO(格安SIM)関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
9424 日本通信
時価総額:39,720百万円
PER:(連) —倍
PBR:(連) 56.48倍
≪2019/12/18時点≫
MVNO(格安SIM)関連銘柄といえば日本通信は本命銘柄として外せないだろう。同社はマルチキャリアSIM、セキュリティ、IoT、通話定額サービス他などモバイル通信ネットワークなどを主力とし、MVNOのパイオニアでもある企業だ。
同社はスマートフォンで世界で最も安全な金融取引を可能とするFinTechプラットフォーム「FPoS」の特許を取得しているぞ、米国でローカル5G戦略に基づきCBRS(市民ブロードバンド無線サービス)向けのハイブリッドSIMを提供など好材料も豊富だ。業績は20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は3.3億円の赤字と今一つではあるが総務省のMVNOへの支援、そして「FPoS」の本格的な商用サービスなども考えると本命株といえるだろう。
3774 IIJ
時価総額:130,576百万円
PER:(連) 33.14倍
PBR:(連) 1.61倍
≪2019/12/18時点≫
インターネットイニシアティブグループは、ネット接続やシステム構築・運用などのインターネット事業を基盤としクラウド、モバイル・IoT、セキュリティ、フィンテック分野に力注ぐしている企業だ。
MVNO市場の事業者シェアとしては前年の2位から3位に落ちたが、依然として、MVNE提供分も含む保有回線数ではここが首位をキープしているぞ、IIJは日本初のフルMVNOによるeSIMサービスの提供を開始しているのだが、自民党からローカル5Gを使った設備投資をすると減税になる案もあり今後のeSIM端末普及がシェア拡大、そして業績の拡大も期待できるだろう。
フィンランドの通信機器大手ノキアは、地域版の次世代通信規格である「ローカル5G」を導入したい企業向けビジネスを強化するとし同社を協業先として発表しているぞ。チャートを見てもしっかりの動きで年初来高値目前となっている。MVNO本命銘柄といえるだろう。
9418 USENHD
時価総額:75,621百万円
PER:(連) 22.92倍
PBR:(連) 3.58倍
≪2019/12/18時点≫
音楽配信をはじめとする店舗ソリューションの提供・販売・施工、音楽著作権の管理・開発等を主軸とする企業だ。同社が展開するコンテンツ事業では日本最大級の動画配信サービス「U-NEXT(ユーネクスト)」なども頭角をだしてきているが、通信事業にも力をいれており固定ブロードバンド回線サービス「U-NEXT光」、個人向けMVNOサービス「U-mobile」の提供しているぞ。
店舗サービス事業、通信事業、コンテンツ配信事業の業績も好調、19年8月期の連結経常利益は67億円。20年8月期は前期比14.9%増の77億円に拡大、3期連続で過去最高益を更新の見通しとなっている。チャートも右肩上がりを続けており、株主優待制度も拡充しているぞ。MVNO関連の本命として記載するが、色々な面で有望な銘柄といえるだろう。
MVNO(格安SIM)関連銘柄 まとめ
携帯機種はある意味でこれ以上は必要ないという機能が多数増えてきている、消費者もできれば本体料金も利用料金もできるだけやすくという思考は消費増税も考えたら加速していくだろう。MVNOは消費者にリーズナブルな価格で提供できるもと考えれば、今後、国内海外と波及していくものとみているぞ。
そして総務省がMVNOに対して普及を支援しているというのは一番大きい、2020年は5Gの流れが加速していくのは間違いない事を考えれば、注目していくテーマ株の一つとして言えるだろう。