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毎年、１２月の最大のイベントといえばやっぱり「クリスマス」だろう。
クリスマスの経済効果はおよそ7000億円を超えると言われており、さまざまな業界に恩恵をもたらしている。
最近、10月の新イベントとして話題の「ハロウィン」の経済効果はおよそ「1200億円」で、2月のイベント「バレンタインデー」の経済効果はおよそ「1300億円」なので、これらのイベントに比べて、格段に高い経済効果をもたらすのが年末の恒例イベント「クリスマス」だ。
クリスマス時期になると、街がクリスマス一色になりお菓子・ケーキ・おもちゃ・貴金属・レストランなどあらゆるところで消費が活発になる。株式市場においてもクリスマスは無視できないイベントである。
と、いうことでこのページではクリスマス関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
クリスマス関連銘柄とは
クリスマス関連銘柄とは、その名の通り年末時期の恒例イベントである「クリスマス」に関連する銘柄の総称である。
なお、年末時期はクリスマス商戦やお歳暮商戦、正月のおせち商戦などさまざまな商戦が繰り広げられる時期。それらをひっくるめて「年末商戦」というが、年末商戦関連銘柄はすでに当サイトでは、本命株・出遅れ株 一覧をまとめているので、そちらも併せてチェックしておくことをオススメする。
このページでまとめるクリスマス関連銘柄も広義では年末商戦関連銘柄の一部ではあるが、クリスマス関連銘柄はそれだけで重要なテーマ株ともいえるので、わかりやすさを重視し別ページでまとめることにする。
クリスマス関連銘柄 一覧
- 2211 不二家 ケーキ
- 2268 Ｂ-Ｒ サーティワン アイスクリームケーキ
- 2764 ひらまつ レストラン・料亭など
- 3041 ビューティ花壇 生花
- 3086 Ｊ．フロント 百貨店
- 3099 三越伊勢丹ＨＤ 百貨店
- 8233 高島屋 百貨店
- 8237 松屋 百貨店
- 8242 Ｈ２Ｏリテイリング 百貨店
- 7867 タカラトミー 玩具・ゲームなど
- 7974 任天堂 玩具・ゲームなど
- 7552 ハピネット 玩具・ゲームなど
- 7832 バンダイナムコＨＤ 玩具・ゲームなど
- 6758 ソニー ゲーム・家電など
- 7937 ツツミ 貴金属・宝飾品など
- 8008 ４℃ホールディングス 貴金属・宝飾品など
- 8139 ナガホリ 貴金属・宝飾品など
- 9904 ベリテ 貴金属・宝飾品など
- 9878 セキド 貴金属・宝飾品など
- 2780 コメ兵 貴金属・宝飾品など
- 7889 桑山 貴金属・宝飾品など
- 9270 ＳＯＵ 貴金属・宝飾品など
- 7532 ドンキホーテホＨＤ ブランド品・貴金属など
- 7829 サマンサタバサＪ アパレル・バッグ・ジュエリーなど
- 8050 セイコーＨＤ 腕時計
- 9873 日本ＫＦＣＨＤ ケンタッキーフライドチキン
- 1381 アクシーズ ケンタッキー向け食肉卸など
- 2484 夢の街創造委員会 デリバリー仲介サイト「出前館」
- 4661 オリエンタルランド ディズニーランド
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クリスマス関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではクリスマス関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしてみよう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 不二家
時価総額：63,430百万円
PER：(連) 48.77倍
PBR：(連) 1.37倍
≪2018/11/21時点≫
クリスマスといえばケーキ！ケーキといえば不二家だ。不二家はクリスマスで大きな恩恵を受ける銘柄の筆頭といっていいだろう。不二家のケーキ屋さんは駅前の好立地に構えているところも多く、お仕事帰りのお父さんがケーキを気軽に買っていくことも多いだろう。
不二家の時価総額規模は小粒ではないものの、そこまで値動きが重いというほどでもない。クリスマス関連銘柄の中核株として注目だ。
本命株 日本ＫＦＣホールディングス
時価総額：45,133百万円
PER：(連) 63.25倍
PBR：(連) 2.18倍
≪2018/11/21時点≫
もう一つ、クリスマスといえばケンタッキーフライドチキンだろう！本来、クリスマスというものは「七面鳥」いわゆるターキーを食べるのが正式なのだろうが、ターキーは日本ではあまり馴染みがない。日本のクリスマスは、むしろケンタッキーフライドチキンを食べるのがスタンダードといえるのではないだろうか。
当方の近所のケンタッキーフライドチキンもクリスマスイブとクリスマスの日だけは行列ができている。
日本ＫＦＣホールディングスもクリスマスによってビジネスチャンスを得る銘柄の一つ。クリスマス関連銘柄の本命株と言っていいだろう。ただし、ケンタッキーは１２月に売り上げが偏ることはよく知られているし織り込まれがちなので期待し過ぎは禁物かもしれない。
本命株 アクシーズ
時価総額：16,285百万円
PER：(連) 8.14倍
PBR：(連) 1.30倍
≪2018/11/21時点≫
日本ＫＦＣホールディングスの流れでもう一つクリスマス関連銘柄として注目したいのがアクシーズだ。アクシーズは鶏肉国内大手の企業で、ケンタッキー向けの食肉卸も手掛ける銘柄。ケンタッキーの売り上げが上がればアクシーズにも恩恵がありそうだ。
アクシーズの方が、時価総額規模は小さいし値動き的にも面白そうだ。こちらもクリスマス関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
本命株 任天堂
時価総額：4,394,572百万円
PER：(連) 22.58倍
PBR：(連) 2.76倍
≪2018/11/21時点≫
クリスマスといえば子どもたちが喜ぶイベントでもある。子どもの頃、クリスマスプレゼントにはワクワクしたものだ。子どもが欲しがるクリスマスプレゼントといえば、やはりゲームだろう！ニンテンドースイッチなどはまだまだ欲しがる子供はたくさんいそうだ。
2018年はクリスマス商戦にあわせて「スーパーマリオパーティ」「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」を発売する予定だ。やはりクリスマスといえば、任天堂。こちらもクリスマス関連銘柄として注目したい。
ただし任天堂は時価総額規模が大きな銘柄。クリスマス関連というだけで株価が大きく動くという見込みは薄そうだ。一応、クリスマス関連の中核銘柄として注目だが、取り組むとすれば中長期スタンスが前提となりそうだ。
本命株 タカラトミー
時価総額：127,104百万円
PER：(連) 22.58倍
PBR：(連) 2.76倍
≪2018/11/21時点≫
タカラトミーも玩具大手の企業。こちらもクリスマス関連銘柄の中核株として注目しておきたい。ただしタカラトミーもそこそこ時価総額規模は大きめ。値動きはマイルドなので、仕込むとすれば中期スタンス以上が前提となるか。
本命株 サマンサタバサジャパンリミテッド
時価総額：13,765百万円
PER：(連) 45.30倍
PBR：(連) 2.93倍
≪2018/11/21時点≫
サマンサタバサジャパンリミテッドは「サマンサタバサ」のバッグで成長したアパレル系銘柄。ジュエリーなども展開しており、こちらもクリスマスで恩恵を受ける銘柄の一角といえるだろう。女性向けのクリスマスプレゼントで選ばれることも多いのではないだろうか。
サマンサタバサは時価総額規模もそこまで大きくなく値動きも重くないので、値動き妙味的にも面白いかもしれない。
本命株 コメ兵
時価総額：15,884百万円
PER：(連) 12.88倍
PBR：(連) 0.81倍
≪2018/11/21時点≫
クリスマスはカップルたちにとっても一大イベント。当然、クリスマス商戦では貴金属系・宝飾品系・アクセサリーなども主役だ。と、いうことで貴金属・宝飾品などを取り扱うコメ兵もクリスマス関連銘柄の一角として注目しておきたい。
コメ兵は時価総額規模もそこそこ小粒で値動きも軽い。加えて現状株価だとPBRが１倍以下という点も◎。クリスマス関連銘柄の本命株として注目だ。
出遅れ株 ビューティ花壇
時価総額：1,518百万円
PER：(連) 10.81倍
PBR：(連) 2.27倍
≪2018/11/21時点≫
小粒銘柄だとビューティ花壇もクリスマス関連銘柄の出遅れ株として注目しておきたい。ビューティ花壇は生花など総合フラワービジネスを手掛けており、こちらもクリスマス時期に需要が高まる傾向にある銘柄といえる。
ビューティ花壇は時価総額規模が極めて小粒なので値動きが軽い。人気化したら面白そうなクリスマス関連のダークホースだ。
本命株 ４℃ホールディングス
時価総額：71,627百万円
PER：(連) 22.40倍
PBR：(連) 1.16倍
≪2018/11/21時点≫
４℃ホールディングスはアクセサリーや宝飾品を手掛ける銘柄。近年、クリスマスが終わると「メルカリ」「ラクマ」などのフリマアプリや実店舗の質店などに４℃ホールディングスのアクセサリーの出品が殺到するということが話題になっている。
おそらく金額帯的に水商売系の女の子たちにクリスマスプレゼントとして渡すのにちょうどいいからなのか、なんとも悲しいブランドにも思えてしまうが、クリスマス終了後に大量に出品されるということは「それだけクリスマス前に売れている」という証明でもある。
４℃ホールディングスの時価総額規模は小粒というわけではないが、多少の値動きには期待できるか。面白いクリスマス関連銘柄だ。引き続き注目したい。
出遅れ株 桑山
時価総額：8,100百万円
PER：(連) 12.13倍
PBR：(連) 0.49倍
≪2018/11/21時点≫
桑山はジュエリー製造で国内トップ級の企業だ。こちらもクリスマスで恩恵を受ける銘柄の一角といえよう。また、桑山は時価総額規模が小さく値動きが軽い点も面白い。また、桑山はふだんそこまで目立つ銘柄ではなく、現状株価でPBRが１倍以下な点にも注目。
また小粒の貴金属系・ブランド品系ではセキドやベリテなどにも注目しておきたい。
出遅れ株 夢の街創造委員会
時価総額：94,152百万円
PER：(連) 1,087.69倍
PBR：(連) 26.39倍
≪2018/11/21時点≫
デリバリー仲介サイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会もクリスマス関連銘柄の一角として注目だ。クリスマス時期はどこに出掛けても混雑するもの。クリスマスにどこにも出掛けずに自宅でデリバリーを頼む家庭もたくさんあるはずだ。クリスマスだけでなく、年末時期は忙しくデリバリーを頼む機会も多いだろう。
夢の街創造委員会もクリスマス時期に恩恵を受ける銘柄といえるだろう。こちらもクリスマス関連銘柄のダークホースとして注目だ。
クリスマス関連銘柄 まとめ
クリスマスは大きな経済効果をもたらすイベントだが、ビッグサプライズによって急騰するようなテーマ株とは異なる。毎年決まった時期に注目される、いわば季節モノのテーマ株だ。クリスマスによって恩恵をうける関連銘柄は、当然クリスマス商戦の売り上げを予め織り込んでいることもあるので期待し過ぎは禁物だ。
