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動画投稿サイト「YOUTUBE」に動画を投稿して広告収入を得る人のことを「ユーチューバー」というが、ここにきてユーチューバーのバーチャル版「Vチューバー」というものが、流行り出しているようだ。
「ヒカキン氏」や「はじめしゃちょー氏」など有名なユーチューバーが人気を博していることからも、ユーチューバーはすでに一つの職業として市民権を獲得しつつあるが、今後はVチューバーも社会に浸透していく可能性がある。
現に今、Vチューバー事業へ参入する企業もドンドン出てきている。上場企業においても例外ではなく、Vチューバー事業に乗り出す企業、意欲を見せる企業も出てきている。これにより日本の株式市場においてもVチューバー関連銘柄に注目が集まるかもしれない。
と、いうことでこのページではVチューバー関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめておく。
Vチューバー関連銘柄とは
Vチューバー関連銘柄とは、その名の通りVチューバーに関連する銘柄の総称である。
ご存知の方も多いとおもうが一応説明しておくとVチューバーとは「バーチャルユーチューバー」の略称であり、おもにCG(コンピュータグラフィック)で作成された架空(バーチャル)キャラクターのユーチューバーのことだ。
VチューバーはCGで作られたバーチャルキャラクターではあるが「中の人」は存在している。一度、有名なVチューバーのチャンネルをご覧になってみればわかると思うが、Vチューバーとはいえ、その声は完全に「人間」のもの。というかプロの声優だろう。
また、Vチューバーは「モーションキャプチャ」と言われる、実際の人物やモノの動きをデジタル化させ、演じる人の動作をそのままCGキャラクターに落とし込み反映させる技術を採用している。このモーションキャプチャの技術により、動画の視聴者とリアルタイムでコミュニケーションをとることが可能になっており、これもVチューバーが人気を博する理由の一つだ。
Vチューバー関連銘柄は主にVチューバーの企画・運営をしたり、Vチューバーに採用されるモーションキャプチャ技術などを有する企業がメインになりそうだ。
また、Vチューバーは「VR(仮想現実)」や「AR(拡張現実)」と非常に親和性が高いコンテンツと言える。VR関連銘柄やAR関連銘柄と連動して株価が上がるケースもあり得るかもしれない。これらのテーマ株も併せてチェックしておくとよいかもしれない。
また、Vチューバーは大きな括りでは一種のユーチューバーであり、企業の広告塔にもなるインフルエンサーとも言える。インフルエンサー関連銘柄とも非常に親和性が高いので、こちらも併せてチェックしておこう。
インフルエンサー関連銘柄 本命株・出遅れ株 一覧 まとめはコチラ≫
有名なVチューバー
有名なVチューバーといえばこのへんだろうか。
- キズナアイ チャンネル登録者数200万人突破
- 輝夜月(カグヤルナ) チャンネル登録者数70万人突破
- ミライアカリ チャンネル登録者数60万人突破
- シロ チャンネル登録者数50万人突破
ちなみにこれらの有名Vチューバーは誰が運営しているのか?個人なのか?企業なのか?などは公開されていないようだ。だがおそらく個人ではなく、企業ではないか?という噂だ。
Vチューバーは個人で企画することも可能かもしれないが、「モーションキャプチャ」と呼ばれる技術を採用したり、またプロの声優を起用している可能性が高いことを考えると、やはり個人よりも企業や組織で事業として取り組んでいる可能性が高いと言える。ただおそらく上場企業ではないと思うが。
いずれにしろ、これらの有名Vチューバーとコラボするような上場企業があれば、Vチューバー関連銘柄として注目するのもアリかもしれない。
Vチューバー関連銘柄 一覧
- 3990 UUUM Vチューバー「まじかるどーる」が所属
- 4751 サイバーエージェント Vチューバー特化プロダクション「CyberV」設立
- 3632 グリー Vチューバー特化の新会社「WFLE」設立
- 6038 イード Vチューバー「インサイドちゃん」デビュー
- 3668 コロプラ Vチューバー事業に積極的
- 3810 サイバーステップ 社内にVチューバー部門を設立
- 3689 イグニス 子会社がバーチャルライブプラットフォーム「INSPIX」
- 9468 カドカワ 今後2ケタ億円をVチューバー事業に投資する方針
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Vチューバー関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではVチューバー関連銘柄の中でも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば今後追記するつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 UUUM
時価総額:39,638百万円
PER:(連) 75.65倍
PBR:(連) 21.94倍
≪2018/08/08時点≫
まずVチューバー関連銘柄として注目したいのはUUUMだろう。UUUMは、ヒカキン氏やはじめしゃちょー氏など人気のユーチューバーが多数所属するユーチューバーのマネジメント企業の大手。ユーチューバーのマネジメント事業を柱にするのは、今のところ上場企業ではUUUMが唯一といっていいのではないだろうか。
Vチューバー関連銘柄としては、2018年07月にVチューバー「まじかるどーる」がUUUMへの所属を表明した件だろう。「まじかるどーる」はVチューバーとしては、まだそこまで知名度はないかもしれないが、大手ユーチューバー事務所に所属したことにより、今後人気ユーチューバーともコラボもあるかもしれない。そうなれば、かなり面白いのではないだろうか。
UUUMの時価総額規模はそれほど小粒というほどでもないが、値動きが重いというほどでもない。UUUMはインフルエンサー関連銘柄の本命株でもあるし、Vチューバー関連銘柄としても本命視したい銘柄と言えるだろう。
本命株 サイバーエージェント
時価総額:783,845百万円
PER:(連) 156.01倍
PBR:(連) 9.54倍
≪2018/08/08時点≫
IT企業の雄サイバーエージェントもVチューバー関連銘柄の一角として注目だ。サイバーエージェントは、2018年5月にVチューバーに特化したプロダクション会社「サイバーブイ(CyberV)」を設立している点に注目だ。
CyberVでは子会社を通じ、Vチューバーを活用したタイアップ広告商品「バーチャルクリップ」を提供しており、また企業のニーズに合った動画クリエイターによるタイアップ広告を企画したりもしているようだ。こちらもVチューバー関連銘柄としては中核的存在といえるだろう。
ただサイバーエージェントは少し時価総額規模が大きく値動きも多少重め。サイバーエージェントは中期スタンスくらいで取り組むのがちょうどいいかもしれない。
本命株 グリー
時価総額:137,080百万円
PER:---倍
PBR:(連) 1.18倍
≪2018/08/08時点≫
グリーもVチューバー関連銘柄として注目したい銘柄だ。グリーといえば、一昔前にはソシャゲ界で天下を取ったともいえるくらい業績を伸ばしていたが、最近ではソシャゲでも他社に後れをとっている感は否めない。だが、グリーはVチューバー事業にも光明を見出しているようだぞ。
グリーはVチューバーに特化してライブエンターテインメント事業を行う新会社「ライトフライヤーライブエンターテインメント(Wright Flyer Live Entertainment:略WFLE)を設立している。このWFLEでは、今後1、2年で100億円規模での投資を行うという。日本国内だけでなく海外展開も視野にあるらしい。
また、グリーは2018年6月には「ニトロプラス」の人気キャラクター「すーぱーそに子」をVチューバーとして共同プロデュースしている。このように人気IPを有するコンテンツ保有会社と積極的に提携し、今後Vチューバーを共同でプロデュースしていくとのこと。これも軌道に乗ればなかなか面白いかもしれない。
さらにグリーは2018年秋にはスマホだけで手軽にキャラクターを制作し、個人でもだれでもVチューバーとして動画配信できるようなサービスも展開していくらしい。このサービスは、上手くいけばかなり化けそうだ。個人でも手軽にVチューバーとして動画配信できるようになれば、Vチューバー業界はかなり盛り上がるかもしれない。
ただしグリーは時価総額規模は決して小粒とはいえず、値動きもそこそこ重いだろう。こちらも取り組むとすれば中期スタンスくらいが目安となりそうだ。
本命株・出遅れ株 イード
時価総額:4,730百万円
PER:(連) 93.03倍
PBR:(連) 1.83倍
≪2018/08/08時点≫
イードもVチューバー関連銘柄の本命株として注目したい。イードはM&Aによりメディア事業を拡大させており多数のウェブサイトを運営している。
イードは多数のメディアのなかにゲーム情報を取り扱う「インサイド」というサイトを運営しているが、そのイメージキャラ「インサイドちゃん」をVチューバーとして2018年5月にデビューさせている。
イードはVチューバー関連銘柄としては、バツグンに時価総額規模が小さいため値動き妙味の観点では非常に面白い。インサイドちゃんが人気化すればイードは、Vチューバー関連銘柄の本命株として注目されるかもしれない。
本命株 サイバーステップ
時価総額:13,318百万円
PER:(連) 23.30倍
PBR:(連) 5.36倍
≪2018/08/08時点≫
サイバーステップもVチューバー関連銘柄の本命株として注目しておきたい。サイバーステップはPCのオンラインゲーム大手。
Vチューバーは「モーションキャプチャ」とよばれる技術を採用しているが、サイバーステップは2018年5月に高性能なモーションキャプチャが行えるスタジオを社内に立ち上げVチューバー部門を設立している。社内で、モーションキャプチャや動画撮影・編集を行うスタッフを揃え自社および他社のVチューバーデビューをサポートするという。なかなか面白いVチューバー関連銘柄といえるだろう。
くわえてサイバーステップはVチューバー関連銘柄としては、時価総額規模も小さめで値動きも軽い。Vチューバー関連銘柄の本命株として注目しておきたい。
本命株 イグニス
時価総額:19,146百万円
PER:---倍
PBR:(連) 5.81倍
≪2018/08/08時点≫
秋元関連銘柄やVR関連銘柄として注目のイグニスはVチューバー関連銘柄としても注目だ。イグニスの子会社「パルス」では、バーチャルライブプラットフォーム「INSPIX」を手掛けており、これがVR関連銘柄として注目されたきっかけでもある。
パルスはVRタレントのマネージメントを専門とする芸能事務所「岩本町芸能社」とも提携しており、「INSPIX」を活用したバーチャル劇場「岩本町劇場」を2018年8月10日にプレオープンさせるとのこと。
VRはVチューバーと非常に親和性が高く、バーチャルライブプラットフォーム「INSPIX」の知名度などがあがれば、Vチューバーの活用も増えるかもしれない。
イグニスも時価総額規模は比較的小さく値動き妙味の観点からも面白い。Vチューバー関連銘柄としても注目しておきたい銘柄だ。
出遅れ株 コロプラ
時価総額:90,456百万円
PER:(連) 17.41倍
PBR:(連) 1.28倍
≪2018/08/08時点≫
ソシャゲ関連銘柄のコロプラもVチューバー関連銘柄の一角として注目しておくべきかもしれない。コロプラの社長はVチューバー事業にかなり積極的な考えの模様。まだ具体的にどのようなかたちでVチューバー事業に参入するかは不明だそうだが、コロプラは人気のソシャゲIPも多数あるし、本格的に参入してくるとすれば面白そうだ。
Vチューバー関連銘柄の出遅れ株として今から注目しておくのはアリかもしれない。
本命株 カドカワ
時価総額:85,638百万円
PER:(連) 14.71倍
PBR:(連) 0.74倍
≪2018/08/08時点≫
ドワンゴとKADOKAWAが経営統合したカドカワもVチューバー関連銘柄として注目。カドカワもVチューバーには熱い視線を送っており、今後数年間で2ケタ億円もの投資をしていく方針ということだ。
ただ、カドカワはユーチューブのライバルコンテンツでもあるニコニコ動画を運営しており、そちらでVチューバーを活躍させるのだろうから、厳密にはVチューバーという表現は正しくないのかもしれないが。
カドカワはVR技術などを活用し、動画の中にいるような感覚でライブイベントを配信するサービスを強化していくそうだ。こちらも面白いVチューバー関連銘柄と言えるだろう。ただカドカワは少し時価総額規模は大きめ。値動きは少し重めだろう。
Vチューバー関連銘柄 まとめ
すでに2018年1月~7月までで4000を超えるVチューバーがデビューしたというデータもあり、今後Vチューバー参入企業は後を絶たなそうだ。Vチューバー関連銘柄もドンドン増えていく可能性がある。
だが、一つ不安なのはデビューしたVチューバーのうち、現状で収益化できたのは「20人程度」とのことで、まだまだ収益の安定化には課題が残りそうという点か。
いずれにしろ動画配信サイト「ユーチューブ」のメイン視聴者は若年層であり、Vチューブのファンも若年層が多い。今後、Vチューバーは若年層へのPRなどには広く活用される可能性が高いといえる。Vチューバー関連銘柄がテーマ株として注目されるかは今後の収益モデル次第と言えるだろう。
Vチューバー関連銘柄は引き続き注目しておきたいテーマ株である。