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3月~4月の時点で予想していた人も多いだろうが、やはり2018年の夏は「猛暑」が予想されているらしい。地球温暖化が着々と進んでいる証拠だろうか。
気象庁の発表に拠ると、今年の夏は太平洋高気圧とチベット高気圧が日本付近に張り出すと予想されている。どうも二つの高気圧が張り出すと猛暑になる傾向に有るらしい。
猛暑となれば、2018年の夏は「熱中症対策」が話題になりそうだが、その中でも「ドライミスト」に注目しておきたいと思う。
当ページではドライミスト関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧について詳しくわかりやすくまとめておく。
ドライミスト関連銘柄とは
ドライミスト関連銘柄とは、その名の通り「ドライミスト」に関連する銘柄の総称である。
また、ドライミストとは水を10ミクロン単位の微細な霧状にして噴射する事で周辺の気温を下げる装置のことだ。この装置によって発生するミストは水の粒子がとても小さく素早く蒸発する為、服や肌が濡れる事はほとんどないとのこと。周辺の気温を2~3度下げる事が出来る上に、必要なエネルギー消費は家庭用のエアコンの約20分の1でエコとしても注目が集まっている。
レジャー施設や商業施設、公園など、人の集まる場所への設置が増加しており、地方自治体では東京都が初めて補助金を設けた事で、六本木ヒルズや東京スカイツリーなどに設置された。
東京都が牽引して設置を進める事で、追随する地方自治体が増える可能性もあり、年々「熱中症」が問題視されている日本において省エネで冷却出来るドライミストはエコの観点からも今後需要が爆発的に増える可能性もある。
ちなみに当該装置のことを「ドライミスト」と呼ぶのが一般的だが「ドライミスト」は一部の企業により商標登録されているため、「ミスト散布」とか「ミスト散布装置」などとも呼ばれる場合がある。「ミスト散布関連銘柄」も意味は同じなのでその点も理解しておこう。
ドライミスト関連銘柄 一覧
- 1803 清水建設 コンソーシアム研究開発事業でドライミスト開発
- 9502 中部電力 コンソーシアム研究開発事業でドライミスト開発
- 6744 能美防災 ドライミストの「商標登録」所有
- 6205 やまびこ レインボーミスト開発
- 3004 神栄 個人で利用可能な噴霧器開発
- 3402 東レ グループ会社がミストシャワーを実証実験
- 5801 古河電気工業 能美防災との共同出資会社イチボウがドライミスト開発
- 6316 丸山製作所 殺菌剤などに用途のある微粒噴霧機
- 6361 荏原 エバラ超微細粒オイルミスト噴霧装置
- 6745 ホーチキ 鹿島建設と粉じん除去「マイクロECミスト」を開発
- 6651 日東工業 電設資材や制御盤など
- 6850 チノー 温度制御の計測器専業メーカー
- 6957 芝浦電子 温度センサー部品トップ
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ドライミスト関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではドライミスト関連銘柄の中でも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば今後追記するつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 清水建設
時価総額:839,768百万円
PER:(連) 9.84倍
PBR:(連) 1.32倍
≪2018/05/01時点≫
ご存知、総合建設大手の清水建設だが、クスノキ林の蒸散作用による冷却効果をモデルにドライミストの設置開発を行っている。
経済産業省地域新生コンソーシアム研究開発事業として、名古屋大学、中部電力、能美防災、川本製作所、トーキンなどと共同開発を行っており、ドライミスト関連銘柄の中でも中核を担う銘柄といえるだろう。
本命株 中部電力
時価総額:1,334,459百万円
PER:(連) 13.32倍
PBR:(連) 0.77倍
≪2018/05/01時点≫
同じく経済産業省地域新生コンソーシアム研究開発事業としてドライミストの共同開発を行った中核的銘柄だ。一般電気事業者となる為、資産株としての需要が高い銘柄だけに値動きは重たいだろうが、ドライミスト関連銘柄として抑えておきたい。
本命株・出遅れ株 能美防災
時価総額:135,475百万円
PER:(連) 14.76倍
PBR:(連) 1.73倍
≪2018/05/01時点≫
ドライミスト関連銘柄の中でも面白そうなのが能美防災だ。セコム傘下の総合防災機器メーカーだが、ドライミストの「商標登録」を持っている。数多くの施設への設置実績もあり、経済産業省地域新生コンソーシアムの一員でもある。今後ドライミストの需要が伸びる事になれば一番上昇するかもしれないと個人的には考えている。
出遅れ株 やまびこ
時価総額:68,633百万円
PER:(連) 12.36倍
PBR:(連) 1.24倍
≪2018/05/01時点≫
やまびこは移動タイプの簡易型の霧噴出機となる「レインボーミスト」を販売している。微細なミスト(霧)を拡散して、気化熱で冷却するシステム自体はドライミストと同じ原理だ。板金工場や縫製工場などBtoB向けの展開を行っている。
出遅れ株 神栄
時価総額:5,730百万円
PER:(連) 34.50倍
PBR:(連) 1.31倍
≪2018/05/01時点≫
個人や中小企業向きの噴霧器を手掛けるのが神栄だ。ノズルやモーター動噴など8つのパーツを別々に購入する事も可能な形式をとっている。大掛かりなドライミスト設備では無いが今後ドライミストのコンパクト化が進めば、思わぬ白羽の矢が立つ可能性もあるかもしれない。
ドライミスト関連銘柄 まとめ
2018年の夏は猛暑と予想されている。猛暑となればエアコンの稼働などでも省エネやエコに注目が集まる筈だ。ドライミストは現時点では商業施設や公園などの大型施設などで主に設置されているが、今後機運が高まれば、コンパクト化したドライミストなどの開発・設置が進むかもしれない。そうなれば、一気に需要拡大の可能性もある。
熱中症対策関連の銘柄は猛暑となれば大きく注目を集めるだろう。その中でも当方はドライミスト関連銘柄に注目したいと思っている。