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最近では、ビデオやDVD、ブルーレイのレンタルショップに足を運ばなくなった人も多いのではないだろうか。パソコンやスマートフォンの普及につれ、動画コンテンツは借りに行く時代ではなくなってきている。
日本においてもネットフリックスやHulu、アマゾンプライムビデオなどの海外動画配信サービスが続々と上陸し、今や定額制の動画配信サービスの戦国時代と言えるだろう。
動画配信サービスは今後も市場を拡大していくという見方があり、日本のテレビ業界をも脅かしかねない存在となりつつある。日本の株式市場においても動画配信関連株は無視できないテーマ株と言えるだろう。
と、いうことでこのページでは動画配信関連銘柄について本命株・出遅れ株 一覧をわかりやすく詳しくまとめていく。
動画配信関連銘柄とは
動画配信関連銘柄とは、その名の通り動画配信サービスを手掛ける銘柄や関連するサービス・事業を手掛ける銘柄の総称である。
動画配信というと、Youtubeやニコニコ動画などPCやスマホ上で無料で閲覧できるサービスを思い浮かべるが、ここでいう動画配信サービスとは主にネットフリックスやHulu、アマゾンプライムビデオ、U-NEXTなど、定額性で見放題のストリーミングサービスを指す。定額制で見放題のストリーミングサービスはビデオレンタルとは異なり、借りに行く手間が無い。これは非常に大きな強みと言えるだろう。
実際にスマートフォンやタブレットなどが普及し、誰でもいつでも動画を見られる環境が整っていることからもレンタルビデオショップは閉店ラッシュが続いている。まさに今や動画コンテンツは借りに行く時代は過ぎ去ったと言えよう。
また、これらの動画配信サービスは民放テレビとは異なり、少々、過激な内容を放送することもできるのも強みの一つ。最近のテレビはクレームが多いのか、内容は当たり障りのない内容ばかりでつまらなくなったという意見も多いだろう。
有料(定額制)の動画配信サービスでは、刺激強めのコンテンツもあり、民放のテレビも危機感を抱くほどに市場が拡大しつつある。
動画配信サービスの市場規模は2016年時点で1636億円だったが、2021年には2369億円にまで拡大するという試算もある。市場規模からしても日本の株式市場においても、無視できないテーマ株と言えるだろう。
動画配信関連銘柄 一覧
- 4751 サイバーエージェント AbemaTV(アベマTV)に出資
- 9409 テレビ朝日HD AbemaTV(アベマTV)に出資
- 4676 フジ・メディアHD ネットフリックス向けオリジナルコンテンツの制作
- 9984 ソフトバンクグループ ネットフリックスと業務提携
- 3791 IGポート ネットフリックスと業務提携
- 3048 ビックカメラ ネットフリックスと業務提携
- 9404 日本テレビHD Hulu買収
- 9437 NTTドコモ dTV(ディーティービー)展開
- 7860 エイベックス dTV(ディーティービー)展開
- 9401 TBS HD 「Paravi(パラビ)」運営PPJに共同出資
- 9413 テレビ東京HD 「Paravi(パラビ)」運営PPJに共同出資
- 4839 WOWOW 「Paravi(パラビ)」運営PPJに共同出資
- 4324 電通 「Paravi(パラビ)」運営PPJに共同出資
- 2433 博報堂DYHD 「Paravi(パラビ)」運営PPJに共同出資
- 9418 U-NEXT 動画配信U-NEXT
- 9605 東映 東映アニメオンデマンド
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動画配信関連銘柄 本命株・出遅れ株
それでは動画配信関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 サイバーエージェント
時価総額:529,727百万円
PER:(連) 105.41倍
PBR:(連) 6.72倍
≪201802/07時点≫
サイバーエージェントは動画配信関連銘柄の本命株と言えるのではないだろうか。サイバーエージェントは民放キー局のテレビ朝日と共同出資し、インターネットテレビ「AbemaTV(アベマTV)」を設立した銘柄だ。AbemaTV(アベマTV)は、国内の動画配信サービス企業のなかで、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオの対抗勢力の一角。
AbemaTV(アベマTV)は、民放ではできない少し過激めな内容も放送しており人気も高い。サイバーエージェントは国内の動画配信関連銘柄の中核株と言えるだろう。同時に、「AbemaTV(アベマTV)」に共同出資しているテレビ朝日も動画配信関連の中核株として注目だ。
本命株 フジ・メディアHD
時価総額:457,019百万円
PER:(連) 21.00倍
PBR:(連) 0.63倍
≪201802/07時点≫
民放キー局のフジ・メディアHD(フジテレビ)も動画配信関連銘柄の中核株として注目だ。フジ・メディアHDは動画配信サービス「ネットフリックス」にオリジナルコンテンツの制作・供給を手掛ける銘柄。ネットフリックス関連銘柄として注目したい。
本命株 ソフトバンクグループ
時価総額:9,562,537百万円
PER:---倍
PBR:(連) 2.07倍
≪201802/07時点≫
ソフトバンクも動画配信関連銘柄の中核株として注目。ソフトバンクは動画配信サービス「ネットフリックス」と業務提携している銘柄だ。
ソフトバンクはNetflixの日本でのサービス取り扱いについて業務提携しており、日本のネットフリックスの申し込み受け付けから請求までまとめて提供できる。さらに今後はネットフリックスとオリジナルコンテンツの共同制作も検討するとしている。ネットフリックスは定額制の動画配信サービスの中でも、人気のあるサービスのため、ソフトバンクにも注目しておきたい。
本命株・出遅れ株 IGポート
時価総額:15,242百万円
PER:(連) 40.40倍
PBR:(連) 2.96倍
≪201802/07時点≫
アニメ製作などを手掛けるIGポートも動画配信関連銘柄の仲間入り。IGポートは2018年01月31日にグループ会社のプロダクション・アイジーおよびウィットスタジオが、ネットフリックスの日本法人とアニメ作品における包括的業務提携契約を締結したと発表。
この提携により、IGポートのグループ会社アイジーとウィットはネットフリックスと共同でアニメ作品を制作し、ネットフリックス上で世界190カ国にむけて配信を行う。
動画配信関連銘柄は、時価総額規模の大きな大企業が多いがIGポートはその中において抜群に時価総額規模の小さい小粒銘柄だ。値動き妙味の観点からも本命視する見方もありそうだ。実際に、IGポート子会社がネットフリックスと業務提携したと発表があった後に、IGポートは3日連続のストップ高となった。
値動き妙味の観点からも動画配信関連銘柄の本命株・出遅れ株として注目したい。
本命株 NTTドコモ
時価総額:10,390,386百万円
PER:(連) 13.34倍
PBR:(連) 1.68倍
≪201802/07時点≫
NTTドコモは国産の動画配信サービスdTV(ディーティービー)を運営する銘柄であり、こちらも動画配信関連銘柄の中核株と言える。dTV(ディーティービー)は国内の動画配信サービスとしては最大規模の会員数を誇る。NTTドコモは時価総額規模が大きい銘柄なので、中長期スタンスでの取り組みが前提となりそうだ。なお、dTV(ディーティービー)関連銘柄としてはエイベックスにも注目しておきたい。
本命株 日本テレビHD
時価総額:535,295百万円
PER:(連) 16.60倍
PBR:(連) 0.75倍
≪201802/07時点≫
民放キー局の日本テレビHDも動画配信関連銘柄の中核株。日本テレビHDは海外の動画配信サービスだったHuluを買収した銘柄。Huluもネットフリックスと並び人気の動画配信サービスなので、注目しておきたい。
本命株 TBS HD
時価総額:484,086百万円
PER:(連) 23.87倍
PBR:(連) 0.79倍
≪201802/07時点≫
テレビ朝日や日テレが動画配信サービス事業にいち早く取り組むなか、出遅れていたTBSだが、ついに動画配信サービスをスタートするようだ。TBS、テレビ東京、WOWOWなどが合同で出資し「プレミアム・プラットフォーム・ジャパン」という会社を設立した。
プレミアム・プラットフォーム・ジャパンでは2018年4月より動画配信サービス「Paravi (パラビ)」をスタートする。TBS、テレビ東京、WOWOW、電通、博報堂も動画配信関連銘柄として注目したい。
本命株 U-NEXT
時価総額:65,162百万円
PER:(連) 178.45倍
PBR:(連) 10.36倍
≪201802/07時点≫
国内の動画配信サービス老舗のU-NEXTも忘れてはいけない。U-NEXTは、ネットフリックスやHuluなどよりも料金が高めに設定されているものの、コンテンツ数はかなり多いようだ。U-NEXTは小粒銘柄というほどではないが、動画配信関連銘柄のなかでは値動き妙味のあるほうだと言えるだろう。
動画配信関連銘柄 まとめ
今や、動画コンテンツは借りにいくのではなく動画配信で観る時代。DVDやブルーレイを借りにいく手間がなく、好きな動画を見放題で見られる動画配信サービスは今後も市場が拡大していくだろう。爆発的に株価が伸びるテーマ株とはいえないかもしれないが、IGポートの実例のように、今後新たに大手動画配信サービスのネットフリックスやHulu、dTVなどと業務提携をする出遅れ銘柄などが出てくれば、短期的な急騰も見込めるかもしれない。動画配信関連銘柄は引き続き注目すべきテーマ株と言えるだろう。