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皆様は「ヒアラブル端末・ヒアラブルデバイス」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ヒアラブル端末とは「聞く(hear)」と「身につける(wearable)」を合わせた造語であり、具体的には「イヤホンタイプ」のウェアラブル端末のことだ。スマートフォンとワイヤレス型のイヤホンを活用し音楽を聴くことはもちろん通話や位置情報の認識や通訳機能なども可能とする次世代デバイスである。
イヤホンタイプのデバイスにさまざまな機能を持たせることから「スマートイヤホン」とも呼ばれることがあるようだ。
2017年の日本株式市場では「スマートスピーカー(AIスピーカー)関連銘柄」が注目を集めたが、近い将来スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄も注目を集めるかもしれない。
と、いうことでこのページではスマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄について、本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介していく。
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄とは
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)とは前述の通り、イヤホンタイプのウェアラブル端末のことでありスマートフォンなどと同期して活用することで、ワイヤレスで音楽を楽しむだけでなく通話や位置情報の確認・通訳などさまざまな機能がある。
ヒアラブル端末は一部では「耳の中にコンピューターを入れるようなもの」とも評されている。これまでメガネ型や腕時計型のウェアラブル端末に注目が集まっていたが、今後は「イヤホン型」のヒアラブル端末がウェアラブル市場の本命となる可能性が指摘されているようだ。
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄とは、その名の通りスマートイヤホン(ヒアラブル端末)自体を手掛ける企業や、ヒアラブル端末に必要な部品・技術・サービスなどを手掛ける銘柄の総称である。
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)が注目される理由
2016年に米アップルより発売されたiPhone7でイヤホンジャックが廃止されたことがスマートイヤホン(ヒアラブル端末)が注目される大きな要因の一つと言えるだろう。iPhone7でイヤホンジャックが廃止されたのと同時に米アップルはブルートゥース・イヤホン「エアポッド(AirPods)」を発売した。
エアポッドは単純に音楽を楽しむことができることはもちろん、アップルの独自AI「Siri」を活用した音声による操作や通話もハンズフリーで行うことができるスマートイヤホン(ヒアラブル端末)だ。
このエアポッドによりスマートイヤホン(ヒアラブル端末)に注目が集まったと言える。またエアポッドなどスマートイヤホンは完全ワイヤレスステレオイヤホンという意味で「TWSイヤホン」とも呼ばれることがあるようだ。一応「TWSイヤホン」という言葉も覚えておこう。
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)とスマートスピーカー(AIスピーカー)
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)の注目すべき点はなんといっても、SiriのようなAIと連動し、さまざまな操作がイヤホン型端末で行えるという点だろう。AIと連動して様々なITデバイスの操作が行えるという点は、スマートスピーカー(AIスピーカー)にも通じるものがある。
スマートスピーカーが自宅におけるホームIoTのハブ的な存在だとすれば、イヤホン型のヒアラブル端末は外出時におけるIoTのハブ的存在になり得るということだ。
例えば、イヤホン型の端末に話しかけるだけで任意の相手に電話をかけることができたり、また音楽の曲変更ができたり、さらには自宅のホームIoTと連動させることができれば外にいながら自宅のエアコン操作や録画操作なども耳元のデバイスに話しかけるだけで行えるようになるかもしれない。
さらに注目なのは「通訳機能」だ。イヤホン型のデバイスである最大のメリットが発揮されるのが「同時通訳」だろう。現に米企業が開発した「Pilot」というスマートイヤホンではAIを活用し、多言語間での同時通訳を可能としており、Pilotを付けたユーザー同士が異なる言語で会話をするとイヤホンからは自国語に通訳された言葉が聞こえるとのこと。スマートイヤホン(ヒアラブル端末)の本領発揮はまさにこの点だろう。世界から言葉の壁がなくなる日ももしかしたら近いかもしれない。
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)によって「耳元にコンピューター・AIを備える」ということは、我々の生活を一変させる可能性を秘めていることに他ならない。ヒアラブル端末の可能性はスマートスピーカー(AIスピーカー)に並ぶとまで言われる理由も納得だ。
スマートスピーカー(AIスピーカー)で注目されているアマゾンのAI「アレクサ」やアップルのAI「Siri」などと連動できるヒアラブル端末もぞくぞくと登場してくる可能性もあり得るだろう。
ヒアラブル端末関連銘柄と併せてスマートスピーカー(AIスピーカー)関連銘柄にも注目しておくべきと言えるだろう。
スマートスピーカー(AIスピーカー)関連銘柄 本命・出遅れ まとめはコチラ≫
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄 一覧
- 6701 NEC ヒアラブルプラットフォーム
- 6628 オンキヨー スマートイヤホン 音響技術
- 6758 ソニー スマートイヤホン・音響技術
- 6632 JVCケンウッド 音響技術
- 6752 パナソニック 音響技術
- 2468 フュートレック 音声認識技術
- 6724 セイコーエプソン ウェアラブル端末に実績
- 6981 村田製作所 ブルートゥースモジュール
- 6762 TDK ブルートゥースモジュール
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スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄 本命・出遅れ
それではスマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 オンキヨー
時価総額:22,693百万円
PER:(連) 225.86倍
PBR:(連) 10.27倍
≪2017/07/19時点≫
スマートスピーカー関連銘柄でも本命株としてピックアップしたオンキヨーだが、スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄としても本命視したい。オンキヨーは社名の通り、音響設備の老舗企業で、最近ではAIを活用したスマートスピーカーなどもも手掛けている会社だ。
オンキヨーの子会社「オンキヨー&パイオニアイノベーションズ」では完全独立型イヤホン「W800BT」を2016年9月に発売している。オンキヨーのスマートスピーカーにはアマゾンのAI「アレクサ(Alexa)」やアップルのAI「シリ(Siri)」に対応したデバイスがあるが、それと同様にオンキヨーのイヤホン型デバイスにもアマゾンの「アレクサ」やアップルの「siri」に対応するデバイスが登場するのではないだろうか?!当方はかなり期待しているぞ。
オンキヨーはスマートスピーカー関連銘柄として株価をあげたとはいえ、時価総額の規模もまだまだ小さいし値動き妙味としては非常に面白みがある。今後もスマートスピーカー関連銘柄、スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄として注目したい銘柄と言える。
本命 フュートレック
時価総額:9,213百万円
PER:(連) 151.24倍
PBR:(連) 2.77倍
≪2017/07/19時点≫
フュートレックもスマートスピーカー(AIスピーカー)関連銘柄の一角としてピックアップした銘柄だ。フュートレックは音声認識システム開発などが柱の技術である。スマートスピーカー同様に、スマートイヤホン(ヒアラブルデバイス)にも音声認識機能は必要不可欠。まさに肝の技術と言えるだろう。こちらもスマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄として注目したい本命株だと思っている。
フュートレックも時価総額の規模が小さい銘柄。値動き妙味の面でも注目したい。
本命 ソニー
時価総額:5,684,244百万円
PER:(連) 22.27倍
PBR:(連) 2.27倍
≪2017/07/19時点≫
ご存知、AV機器大手のソニー。こちらもスマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄として注目だ。ソニー100%出資の携帯電話メーカーでスマートフォン【エクスぺリアシリーズ】を手掛けるソニーモバイルコミュニケーションズは「エクスぺリアイヤー(Xperia Ear)」を発売している。これは、米アップルにおける「エアポッド」のようないわゆるスマートイヤホンだ。完全ワイヤレスイヤホンで音楽を聴くためだけでなく、スマホと連動させることでさまざまな機能をサポートすることができる製品である。まさにスマートイヤホン(ヒアラブル端末)を手掛ける関連銘柄と言えるだろう。
ただし、ソニーは言わずとしれた大企業。時価総額もかなり大きいため短期的な値動きは面白みに欠けるかもしれない。
本命 NEC
時価総額:771,001百万円
PER:(連) 25.65倍
PBR:(連) 0.90倍
≪2017/07/19時点≫
通信インフラ設備で国内首位のNECもスマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄の中核銘柄としてピックアップしておきたい。NECでは、AIと地磁気センサーを活用した屋内位置測位機能などの開発を進めている。これは、AIがスマートイヤホンを通じて目的地まで音声でナビゲーションしてくれるなどの使い方を目指すという。
さらに耳の形状によって反響音が異なる点を活用した個人認証システムの開発も手掛けており、こうした音声を活用したヒアラブルプラットフォームサービスの事業化を目標にしているとのこと。まさにスマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄の中核をなす事業と言えるだろう。
NECも時価総額の規模が大きく事業も多岐に渡るためスマートイヤホン(ヒアラブル端末)分野の期待値だけで株価推移を読むことは難しいが、一応ヒアラブル関連の中核銘柄として覚えておきたい。
思惑 セイコーエプソン
時価総額:1,060,631百万円
PER:(連) 19.08倍
PBR:(連) 1.90倍
≪2017/07/19時点≫
数々のウェアラブル端末機器において実績のあるセイコーエプソンにも注目しておきたい。セイコーエプソンは腕時計型・メガネ型・ゴルフクラブ型など数々のウェアラブルデバイスを手掛ける銘柄だ。スマートイヤホン(ヒアラブル端末)にも参入してくる可能性があるかもしれない。思惑ではあるが、一応注目しておきたい。
出遅れ? 村田製作所
時価総額:3,830,607百万円
PER:(連) 20.79倍
PBR:(連) 2.67倍
≪2017/07/19時点≫
電子部品大手の村田製作所にも注目だ。村田製作所はスマートイヤホン(ヒアラブル端末)に必要不可欠なブルートゥースモジュールなどを手掛けている。スマートイヤホン(ヒアラブル端末)の需要が拡大していけば村田製作所にもビジネスチャンスと言えるか?!また村田製作所は基幹部品のコンデンサーやウェアラブル端末向けの水晶振動子なども手掛けている点にも注目だ。
ただ、村田製作所も時価総額が大きめで値動きは重め。
村田製作所はiPhone関連・パワー半導体関連・自動運転関連など息の長いテーマ性を数多く内包する銘柄なので、どっしり腰を据えて長期で取り組むのも面白いかもしれない。
スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄 まとめ
前述の通り、スマートイヤホン(ヒアラブル端末)はスマートスピーカーにも匹敵するほどの成長性をもったテーマと言える。スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄は息の長いテーマ株となる可能性を秘めているため、本命株・出遅れ株 一覧はしっかりと把握しておきたい。
また、スマートイヤホン(ヒアラブル端末)関連銘柄はスマートスピーカー(AIスピーカー)関連銘柄と共通する部分も多く、重複する銘柄も多いため、併せて把握しておきたい。