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最近は一口にＳＮＳ(ソーシャルネットワーキングサービス)といっても数々の種類があるが、今若者世代で最も利用者の伸びが著しいのはインスタグラムではないだろうか。
インスタグラムとは、スマートフォンのカメラで撮影した写真を投稿し共有するＳＮＳアプリである。スマートフォンのカメラで手軽に撮った写真でも用意されている「フィルター」を使えば、簡単にプロの仕上がりのように加工できることがインスタグラムの人気の秘訣だろう。また写真投稿がメインのＳＮＳなのでフェイスブックなどに比べて「手軽」でもある。これもウケている要因と言える。
さて、人気の勢いが衰えない「インスタグラム」は日本の株式市場にも影響を与えているようだ。このページではインスタグラム関連銘柄について、本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介していく。
インスタグラム関連銘柄とは
インスタグラム関連銘柄とは、その名の通りインスタグラムに関連する銘柄の総称だ。例えば、インスタグラムを活用した広告・プロモーションを手掛ける銘柄はインスタグラム関連銘柄と言えるだろう。
また、インスタグラムにアップした写真が「写真映え」していることを「インスタ映え」というが、オシャレ女子・オシャレ男子の中には「インスタ映えする」写真を撮るためだけに、オシャレな飲食店・スポットへ足を運ぶという消費行動が生まれているようだ。インスタ映えする写真素材・スポットを提供する会社などもインスタグラム関連銘柄の一角として注目されるかもしれない。
また、インスタグラムにアップする写真を手軽に撮るための機器を手掛ける銘柄などもインスタグラム関連銘柄といえる。
ちなみにインスタグラムは2012年4月に米Facebookによって10億ドルで買収されている。日本企業でインスタグラムに出資している会社は特にないハズだ。
インスタグラムに新機能「ショップナウ」が追加【2018/06/06追記】
2018年06月05日、インスタグラムに「ショップナウ(ShopNow)」という新機能が追加されたようだ。ショップナウとは企業が投稿した商品の写真から直接ＥＣサイトへと移行しショッピングできるという機能だ。
インスタグラムではユーザーが気になった商品・アイテムがあっても「購入」という次のステップが取れないという課題があったが、このショッピング機能によりこの課題をクリアしていくということだろう。
インスタグラムを利用しているユーザーはファッション感度も高いだろうし、これはかなり需要がありそうな気がするな。
このショップナウ機能は、今のところは法人アカウントを持っている企業が自社投稿した写真に商品名や価格が表示されるタグが付けられるというものだが、これが人気の「インスタグラマー」が企業の代わって広告ができるようになればかなり化けると思う。インスタグラマーをはじめ、社会的に大きな影響力をもつインフルエンサーの社会的な需要が今後さらに増していきそうだ。
インスタグラム関連銘柄 一覧
- 6050 イー・ガーディアン ＳＮＳの監視サービス
- 6081 アライドアーキテクツ インスタグラムを活用したプロモーション支援サービス
- 9715 トランスコスモス インスタグラム上でリンク誘導が可能な広告配信サービス
- 4293 セプテーニＨＤ フェイスブック向け広告
- 2782 セリア インスタ映えする小物・雑貨など
- 3048 ビックカメラ カメラなど家電販売
- 7733 オリンパス カメラ「PENシリーズ」
- 6752 パナソニック ミラーレスカメラ「LUMIX（ルミックス）」
- 6952 カシオ計算機 自撮り特化カメラ
- 3633 ＧＭＯペパボ インスタ新機能「ショップナウ」パートナー
- 3092 スタートトゥデイ インスタ新機能「ショップナウ」パートナー
- 3371 ソフトクリエイトＨＤ インスタを活用するECツール「ビジュモ」
- 9876 コックス 「ビジュモ」導入
- 6069 トレンダーズ インスタグラムなどSNSを活用したマーケティング
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インスタグラム関連銘柄 本命・出遅れ
それではインスタグラム関連銘柄のなかでも本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命 イー・ガーディアン
時価総額：24,955百万円
PER：(連) 52.58倍
PBR：(連) 12.63倍
≪2017/07/18時点≫
インスタグラム関連銘柄の本命株としてイー・ガーディアンに注目したい。イーガーディアンは米スナップチャットとも組んでおり、スナップチャット関連銘柄としてもピックアップした銘柄だ。
イー・ガーディアンはＳＮＳ投稿などの目視監視や運用支援などを手掛ける企業。
イーガーディアンは2017/05/23に、画像内物体検知システム「Kiducoo AI」の提供を開始したと発表している。「Kiducoo AI」はＳＮＳやインターネット広告などの画像データをＡＩで自動解析し、マーケティングなどをサポートするシステム、インスタグラムやツイッターなどの写真共有ＳＮＳの投稿分析などでの活用を想定しているサービスだ。インスタグラムを活用したマーケティングサービスと言えるだろう。
イーガーディアンの時価総額はさほど重くなく値動き妙味としても面白い。当方はイーガーディアンをインスタグラム関連銘柄の本命株として注目したい。
本命 アライドアーキテクツ
時価総額：18,466百万円
PER：(連) 45.26倍
PBR：(連) 13.39倍
≪2017/07/18時点≫
アライドアーキテクツもイーガーディアンと同様、スナップチャット関連銘柄としてもピックアップした銘柄だ。アライドアーキテクツはＳＮＳに特化した企業のマーケティング企画・運用・分析などを支援する事業を手掛けている。
アライドアーキテクツはインスタグラムを活用したプロモーション支援サービスなども手掛けていることからインスタグラム関連の本命銘柄として注目したい。
今のところ、アライドアーキテクツの時価総額はイーガーディアンよりも規模が小さいようだ。こちらも値動き妙味の観点からも注目したい。
本命 トランスコスモス
時価総額：132,427百万円
PER：---倍
PBR：(連) 1.38倍
≪2017/07/18時点≫
アウトソーシングビジネス大手のトランスコスモスもインスタグラム関連銘柄の一角として注目だ。トランスコスモスはインスタグラム上でリンク誘導をすることができる広告配信サービスを提供している。まさにインスタグラム関連銘柄だ。
ただし、トランスコスモスはイーガーディアンやアライドアーキテクツに比べ、時価総額の規模が大きめなので、値動き妙味の観点ではやや面白みに欠けるかもしれない。
本命 セプテーニＨＤ
時価総額：46,475百万円
PER：---倍
PBR：(連) 2.87倍
≪2017/07/18時点≫
インターネットの広告代理店大手のセプテーニホールディングスもインスタグラム関連銘柄として注目だ。セプテーニＨＤはフェイスブック向け広告でトップシェアを誇る。グループ企業のセプテーニオリジナルはインスタグラム・パートナー・プログラム初の公式パートナーとしてフェイスブック社から認定を受けている企業でもある。このプログラムでは、インスタグラムにおける効果的な広告キャンペーンの運用・コミュニティマネジメント、コンテンツ配信が可能な企業を選出するもの。セプテーニオリジナルはインスタグラムの広告配信プロセス全体の最適化などを支援するとしている。まさに、こちらもインスタグラム関連銘柄のど真ん中といえよう。
時価総額の規模はイーガーディアン・アライドアーキテクツよりは大きめだが、値動きが重いというほどでもないだろう。こちらも注目のインスタグラム関連銘柄だ。
オリンパス
時価総額：1,437,507百万円
PER：(連) 26.10倍
PBR：(連) 3.35倍
≪2017/07/18時点≫
デジカメで有名なオリンパスもインスタグラム関連銘柄と言えるかな？オリンパスのデジカメ「PENシリーズ」はデザインがオシャレということで、インスタ女子の間で人気らしい。まぁ、オリンパスは時価総額がかなり巨大なので、インスタ関連での値動きにはさほど期待できそうにないが。
カシオ計算機
時価総額：449,660百万円
PER：(連) 19.01倍
PBR：(連) 2.18倍
≪2017/07/18時点≫
カシオもインスタグラム関連銘柄の一角と言えるかもしれない。カシオは自撮り(自分を撮ること)に特化したデジタルカメラ「EX－FR100シリーズ」「EX－ZR4000」が売れているらしい。インスタ女子からすれば、自撮りがしやすいのはかなり嬉しい機能なのだろうな。まぁ、カシオも時価総額は重めなので、さほど値動き妙味には期待できないかもしれないけど。
出遅れ？ セリア
時価総額：390,576百万円
PER：(単) 33.96倍
PBR：(単) 7.87倍
≪2017/07/18時点≫
100円ショップ2位も隠れインスタグラム関連銘柄といえるか？セリアは100円ショップを手掛けるが、100円には見えないデザイン性の高い小物類がインスタグラムによって写真が拡散され、売上アップにつながっている模様。まぁ直接的ではないにしろ、こちらもインスタグラム関連の銘柄として注目してみるのも面白いかもしれないな。ただ、セリアは時価総額が重めなので短期的な値動きにはさほど期待できないだろうけど。
本命株 スタートトゥデイ
時価総額：1,202,947百万円
PER：(連) 42.96倍
PBR：(連) 29.48倍
≪2018/06/06時点≫
ご存知、ファッション通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイもインスタグラム関連銘柄として注目しておきたい。
と、いうのもゾゾタウンはインスタグラムに新たに追加された「ショップナウ機能」にいち早くパートナー参加した企業だ。ただ、スタートトゥデイはちょっと時価総額規模が大きめなので、短期での値幅取りにはむいていないかもしれないが。
本命株 ＧＭＯペパボ
時価総額：9,592百万円
PER：(単) 35.90倍
PBR：(単) 7.58倍
≪2018/06/06時点≫
ＧＭＯペパボはハンドメイド・手作りフリーマーケットサイト「ミンネ(minne)」を手掛ける企業である。ミンネもインスタグラムのショップナウ機能のパートナー企業としていち早く参加したことから、ＧＭＯペパボはインスタグラム関連銘柄の本命株として注目するのも面白そうだ。
ちなみにＧＭＯペパボは時価総額規模も小さめで値動きもそこそこ軽いので、短期スタンスでも面白みのある銘柄といえそうだ。
【2019年01月21日(月)追記】
出遅れ株 ソフトクリエイトホールディングス
時価総額：18,872百万円
PER：(連) 15.75倍
PBR：(連) 1.98倍
≪2019/01/21時点≫
ソフトクリエイトホールディングスもインスタグラム関連銘柄の一角として注目したい。ソフトクリエイトはＥＣ関連の事業を手掛けているＥＣ関連銘柄だ。
インスタグラム関連銘柄としては同社子会社「ecbeing」がインスタグラムの写真や動画を、自社のオンラインＥＣサイトに活用させる「ビジュモ(visumo)」を手掛けている点に注目したい。
「ビジュモ(visumo)」はハッシュタグで、欲しいユーザーの写真を検索し、二次利用の許可を得る申請機能を用いて、ユーザーの写真をオンラインストアなどで活用し、ユーザーはより直感的に商品購入まで至るとのこと。まさにインスタグラムをマーケティングに活用するツールといえる。
ソフトクリエイトＨＤは時価総額規模も大きい方ではなく、値動きも重くない。インスタグラム関連銘柄として引き続き注目しておきたい銘柄といえるだろう。
出遅れ株 コックス
時価総額：5,404百万円
PER：(連) ---倍
PBR：(連) 0.50倍
≪2019/01/20時点≫
アパレル企業のコックスもインスタグラム関連銘柄の一角として注目しておきたい。コックスは、主にショッピングセンターなどに出店するアパレル企業だが、ソフトクリエイト子会社「ecbeing」が提供するインスタグラムツール「ビジュモ」を導入し、インスタグラムをオンラインストアに活用する取り組みを導入した点に注目したい。
コックスは時価総額規模も小さく値動きも軽いため短期資金の集まりやすい銘柄といえる。インスタグラム関連銘柄としても出遅れの部類だと思うので引き続き注目しておきたい。
【2019年01月29日(火)追記】
本命株 トレンダーズ
時価総額：7,391百万円
PER：(連) 20.10倍
PBR：(連) 3.46倍
≪2019/01/29時点≫
トレンダーズもインスタグラム関連銘柄の本命株として注目しておきたい。トレンダーズはインスタグラムなどのＳＮＳを活用し、インフルエンサーマーケティングを手掛けるマーケティング会社。まさにドンズバのインスタグラム関連銘柄だ。
また、トレンダーズはインスタグラムだけでなく中国発で日本の若者世代にも大人気のSNSアプリ「TikTok」にも関連した銘柄でもある。トレンダーズは2019年01月28日にTikTokを運営する中国のバイトダンス社と広告パートナー契約を締結している。インスタグラム関連銘柄としてもインフルエンサー関連銘柄としても非常に面白い銘柄といえそうだ。
またトレンダーズは時価総額規模も小粒で値動きも軽いので、短期的な値動き妙味としても非常に面白い銘柄といえそうだ。
インスタグラム関連銘柄 まとめ
インスタグラムは若者世代のバイブルとも言えるほど、利用者が拡大しているＳＮＳだ。インスタグラムで拡散されるコンテンツや商品・サービスなどは爆発的な普及をする可能性もある。株式市場の世界でもインスタグラムに関連する銘柄はチェックしておくべきと言えるかもしれない。また、インスタグラムが話題になればなるほど、インスタグラムを活用した広告・マーケティング・プロモーションを手掛ける企業にとっては追い風となる。
一つのテーマ株としてインスタグラム関連銘柄には注目しておくべきと言えるだろう。
