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2017年現在、光海底ケーブルの敷設ラッシュの波が到来してきているらしい。
光海底ケーブルの敷設は大きな金銭が動く通信インフラ設備だ。ならば関連株に注目しない手はない。このページでは光海底ケーブル関連銘柄について、本命・出遅れ 一覧をわかりやすくまとめて紹介する。
光海底ケーブル関連銘柄とは
光海底ケーブルとは海底に敷設されたインターネット通信を行うための通信用ケーブルである。
1990年代半ばまでは大陸間の国際通信は衛星通信と光海底ケーブルがほぼ半々の需要であったが、その後インターネットの急拡大で伝送速度の速い海底ケーブルの需要が高まった。
今では国際通信全体の99%が光通信ケーブルが担っている。そして近年ではさらにデータ通信量が拡大しており、海底ケーブル敷設の大きな波が再び到来しているようだ。
光海底ケーブル関連銘柄とは、その名の通り光海底ケーブルの部材を手掛ける銘柄や、敷設技術をもつ銘柄など、光海底ケーブル需要に関連する銘柄の総称である。
なぜ光海底ケーブル関連銘柄が注目されているか?
光海底ケーブル関連銘柄が注目されている理由の一つに、米マイクロソフトと米フェイスブックという巨大IT企業が光海底ケーブルの敷設に積極的だということがある。
マイクロソフトとフェイスブックは2016年5月には米国と欧州を結ぶ光海底ケーブル敷設プロジェクトを発表しているし、フェイスブックは2016年10月に米国と香港を結ぶ光海底ケーブルを敷設するとも発表している。
こうした巨大なプロジェクトが相次いでいることが、今光海底ケーブル関連銘柄が注目される理由と言えるだろう。
光海底ケーブル関連銘柄 一覧
- 6701 NEC
- 9433 KDDI
- 6702 富士通
- 6777 santec
- 6834 精工技研
- 6618 大泉製作所
- 5801 古河電気工業
- 5802 住友電気工業
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光海底ケーブル関連銘柄 本命・出遅れ
それでは光海底ケーブル関連で本命視されそうな銘柄をピックアップしてみる。また出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
KDDI
時価総額:7,780,247百万円(2017/02/27時点)
総合通信会社大手のKDDIは光海底ケーブル関連の本命中核銘柄と言えるのではないだろうか。同社はグーグルが2016年6月に運用を開始した日米間の太平洋海底ケーブル「FASTER」を共同建設した実績のある企業で光回線事業においては中核的な存在だ。
ただし、かなりの大型株。値動き妙味という面では面白みに欠けるのも事実だ。
NEC
NECも光海底ケーブル関連銘柄の中核銘柄と言える。
NECは2017年1月20日に香港とグアムを結ぶ総延長約3,900kmの大容量光海底ケーブルシステム「HK-G(Hong Kong Guam Cable System)」の建設請負契約をシンガポールのRTI Connectivity社と締結している。
また、日米間の太平洋海底ケーブル「FASTER」の共同敷設にはKDDIなどとともにNECも参画していたようだ。
こちらもKDDIとともに光海底ケーブルの敷設に関連する大型株として注目。ただし、時価総額の規模が大きい銘柄であるし、値動き妙みという面ではKDDI同様に面白みに欠けると言えるかもしれない。
santec
santecは光海底ケーブル関連銘柄の本命銘柄として注目したい。同社は光通信用の部品と光測定器を手掛ける企業で、光海底ケーブル向けに波長合分波フィルターなどの部品を手掛けている。光海底ケーブルの敷設ラッシュが続けば、同社にとっては大きなビジネスチャンスとなる可能性がある。
特にsantecの企業規模は、KDDIやNECに比べて非常に小粒。人気化すれば火柱は立ちやすいと言える。
古河電気工業
古河電気工業は電線御三家の一角とも言われ、光ファイバー・光ケーブルでは世界的な企業だ。同社は海底ケーブル用の伝送ファイバなどを手掛けていることから、光海底ケーブルの敷設ラッシュは同社の追い風だ。古河電気工業も光海底ケーブル関連の本命銘柄として注目したい。
大泉製作所
大泉製作所は自動車向け部品を手掛ける企業だが、光通信モジュール用サーミスタも手掛けていることから、光海底ケーブル関連銘柄の一角としても注目したい。
大泉製作所は時価総額が小粒。値動き妙味の面では面白い銘柄と言えるだろう。
精工技研
精工技研は光通信用の部品を手掛ける企業。光海底ケーブルの需要が高まれば同社の期待値も高まるだろう。光海底ケーブル関連銘柄は大型株が多いが、精工技研は比較的規模の小さい銘柄と言え、値動き妙味の面では面白い銘柄といえるかもしれない。
住友電気工業
時価総額:1,462,042百万円(2017/02/27時点)
住友電気工業は電線首位で、光ファイバーなど通信インフラでも存在感のある一角である。また、同社はOCCという光ファイバー大手に出資していることも光海底ケーブル関連銘柄としての立場を高めている。
ただし、こちらは時価総額かなり大きめ。値動きの面ではやや妙味に欠けると言えるかもしれない。
光海底ケーブル関連銘柄 まとめ
今後もインターネットのデータ通信量が増えることはおおいに考えられる。だとすれば、光海底ケーブル関連銘柄は今後も需要が伸びる可能性はありそうだ。
もちろん光海底ケーブルよりも効率的な通信路が新たに開発されれば需要は減るだろうが、そういう話題が出るまでは注目しておきたいテーマ株だ。