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ペット関連銘柄、その中でも年々需要が高まりつつあるペット保険関連銘柄に注目したいと思う。
昨今のペットブームは凄まじいものがある。
テレビをつければ犬や猫の番組を見ない日はないのではないだろうか。
それだけ多くの人に潜在的需要としてペットへのニーズがあるとも受け取れる。
そもそもペット需要の拡大の原因は「少子高齢化」や「都心一極集中」に有ると思う。未婚単身者や子供を欲しがらない夫婦が増えれば、自ずとペットを飼う人が増えてくる。
昨今では特に猫の人気が高まり「ネコノミクス」などの言葉も作られたが、これが本家本元のアベノミクスを凌駕する程の内容だと言うのだから驚きだ。
東京都の試算では、東京オリンピックが及ぼす経済効果は1年間あたり約1兆8000億円になるとの事だが、実は「ネコノミクス」の経済効果は年間2兆3000億円にものぼるらしい。しかも「猫だけ」でこの数字である。「犬」の経済効果も含めれば、何兆円規模になるだろうか。
これだけの経済規模となれば、ペットを家族と同様に大事にする家庭(ペットの家族化)も増えて来ており、ペット関連銘柄の中でも「ペット保険関連銘柄」への需要が年々高まるのは当然の流れと言えるだろう。
そこで今回は、この「ペット保険関連銘柄」について本命株・出遅れ株 一覧を詳しくまとめておく。
ペット保険関連銘柄とは
ペット保険関連銘柄とは、その名の通りペットの保険に関連するサービス・事業を手掛ける銘柄の総称である。
人間と違い、犬や猫などのペット医療には公的健康保険が存在しない。
つまり、動物の医療費は100%自己負担となる。近年は犬や猫などのペットを家族同様に扱う意識が強まっており、ペットが病気や怪我をした場合にかかる費用を限度額や一定の割合の範囲内で補償する保険に注目が集まって来た。
また、アイペット損害保険が2018年4月25日に東証マザーズへの上場する事が今ペット保険関連に注目が集まる要因の一つともなっている。
ペット保険関連銘柄 一覧
- 8715 アニコムHD ペット保険最大手
- 7323 アイペット損害保険 2018年4月25日上場予定
- 4310 ドリームインキュベータ アイペットの親会社
- 8795 T&Dホールディングス 生保持ち株会社
- 2654 アスモ 給食事業が主軸もペット保険事業も着手
- 9433 KDDI au損害保険株式会社がペット保険参入
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ペット保険関連銘柄 本命株・出遅れ株
それではペット保険関連銘柄のなかでも特に本命視されそうな銘柄をピックアップしていこう。出遅れ銘柄などもあれば追記していくつもりだ。なお、この項目は当方の主観を含む内容のため、参考までに願う。
本命株 アニコムHD
時価総額:64,811百万円
PER:(単) 55.37倍
PBR:(単) 4.99倍
≪2018/04/23時点≫
ペット保険の国内シェア1位となるのがアニコムHD。
どうぶつ健康保険証システムを構築し、全国6000を超える動物病院で自己負担分を支払うだけで済む「窓口清算システム」を展開、大きくシェアを伸ばしている。
またアニコムHDは獣医師資格を持つ社員を100名以上が在籍しており、日本で最も獣医師が集まる企業として日本ペット保険関連銘柄のパイオニアとも言える存在だ。
今後のペット需要を考えれば、更に上昇を見込めるかもしれない。国内シェアNO.1であるアニコムHDは本命視すべき銘柄と言えるだろう。
本命株 アイペット損害保険
時価総額:-百万円
PER:(単) -倍
PBR:(単) -倍
≪2018/04/23時点≫
そして個人的にペット保険関連銘柄のなかで、特に本命視したいのがアイペット損害保険だ。
アイペット損害保険はドリームインキュベータの子会社で、2018年4月25日に「ペット保険事業」で東証マザーズへ上場予定のIPO銘柄だ。
こちらもまさに「ペット保険」ドンピシャの事業内容を手掛けており、主に犬、猫用の通院、入院、手術までカバーした「うちの子」「うちの子プラス」の他に、保険料を抑えた「うちの子ライト」などが話題となっている。
と、いうかアイペット損害保険が2018年4月にマザーズ市場に新規上場すること自体が、ペット保険関連銘柄全体の刺激材料になっている格好だ。
アイペット損害保険の上場時の発行済み株式総数は514万7467株。これにIPO公募価格2,850円を欠けると公募価格時点の時価総額はおよそ146.70億円となる。アイペットと比較されやすいアニコムホールディングスの時価総額規模は648億円であることから、初値は公募価格よりも高くなりそうだ。IPO銘柄にしては規模が少し大きめなので小粒IPOに比べると少し値動きは重そうだが、それでも新規上場後しばらくは短期資金が流入しやすいだろう。上場後しばらくは値動きに注目しておきたい。
またアイペットに物色が集まればその他のペット保険関連銘柄に物色が波及することも十分考えられる。併せて当ページにピックアップしたペット保険関連銘柄の本命株・出遅れ株には注目しておくべきだろう。
本命株 ドリームインキュベータ
時価総額:30,315百万円
PER:(単) -倍
PBR:(連) 2.68倍
≪2018/04/23時点≫
ドリームインキュベータもペット保険関連銘柄の一角として注目だ。というか、こちらはペット保険関連銘柄というよりは「アイペット損害保険関連銘柄」といった方が正確か。
ドリームインキュベータはベンチャー育成、企業コンサルティング事業を主に手掛ける銘柄だが、先に挙げたアイペット損害保険の親会社にあたり、アイペットの株式を303万4002株を保有する第一位の大株主である。
アイペット損害保険が新規上場することで、第一位の大株主であるドリームインキュベータは大きな含み益を得ることになる。同社は時価総額規模もそこまで大きくなく値動きも軽い点も注目したい。既に着実に下値を切り上げてきているため、期待し過ぎは禁物だが、13周移動平均線をサポートラインに綺麗な上昇トレンドを形成中なのでどこまで伸びるか期待してしまう。
また、アイペット損害保険の上場と共にインドのテクノロジースタートアップに投資するファンド「DIインドデジタル投資組合」を子会社として設立するなど、多くの分野で事業機会を増やしている点にも注目だ。いろいろな面から注目したい銘柄と言える。
本命株 T&Dホールディングス
時価総額:1,186,533百万円
PER:(連) 15.31倍
PBR:(連) 0.90倍
≪2018/04/23時点≫
T&Dホールディングスは主に3つの生命保険会社を傘下におく企業で、売上高は業界6位だ。
大洋生命保険や大同生命保険などの中に「ペット&ファミリー少額短期保険株式会社」を有しており、ペット保険業界にも参入している。
時価総額が相当大きい為、値動きは緩やかになるのが予想されるだけに、中長期のスタンスで考えたい銘柄だ。
本命株出遅れ株 アスモ
時価総額:9,905百万円
PER:(連) 15.03倍
PBR:(連) 1.89倍
≪2018/04/23時点≫
アスモは食肉や給食サービスなどを展開する企業だが、保険事業にも参入しており、主に少額短期向けの商品を取り扱っている。ペット保険と言うよりは「ペットの飼い主」に焦点を絞っており、高齢化の続く日本の今後の需要を顧みれば面白い存在かもしれない。
ペット保険関連銘柄の中では比較的時価総額が大きくないので、値動き的にも社会のニーズ的にも面白い銘柄と言えるだろう。個人的に注目したい。
本命株 KDDI
時価総額:7,416,248百万円
PER:(連) 12.36倍
PBR:(連) 1.86倍
≪2018/04/23時点≫
「au」ブランドの携帯電話を主軸にした大企業だが、KDDIが直接出資してau損害保険株式会社が保険業に参入しており、ペット保険も取り扱っている。1年~2年契約の短期向け商品が主となるが、2014年から「ペットの保険」の販売を開始し、携帯電話「au」を利用する顧客からのシェアを伸ばしているようだ。
ペット保険関連銘柄 まとめ
少子高齢化と都心部への一極集中、未婚率の増加に伴い著しく成長を続けるのがペット関連企業。その中でも近年ではペットは家族同然(ペットの家族化)の存在となった為、ペットにお金を掛ける家庭が多くなっている。それに付随してペットの保険関連銘柄に注目が集まっている。
一つ面白い数字を見つけたので紹介したい。
欧米ではペット保険の加入率は20%以上だが、日本のペット保険加入率はまだ5%に満たないそうだ。ちなみに日本で犬や猫の飼育数は約2000万匹とも言われており、今後日本でもペット保険へ加入する意識が欧米並みまで高まれば、ペット保険関連銘柄は物凄い成長をする可能性もある訳だ。
もしかしたら大きなチャンスが来るかもしれないし、ペット保険関連銘柄の本命株・出遅れ株 一覧にある銘柄は今後も注視していきたい。